園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

WandaVision

やっと観ることができました、ワンダヴィジョン。

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最初は「これは何の話?」だったのが、段々とストーリーが見えてきて、怖くなったり悲しくなったりハラハラしたりと、想像していた以上に楽しませてもらった。MCUの世界観はすごい。9月3日公開の「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が待ち遠しい。

赤ちゃんを科学する

おもしろそうなドキュメンタリーを発見。原題は「Babies」。
公式サイトによると、

赤ちゃんは生まれてから1年間で何を学ぶのか。遺伝や環境の観点から、この疑問を解明する画期的な科学ドキュメンタリーシリーズ。 

 とのこと。

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赤ちゃんは1才になるまでに社会の一員となることを学びます。 

In the first year of life, the child is really learning to become a member of their society.

こんなナレーションから始まり、赤ちゃんがどんな力を持っていて、どんな学びを行っているのかを検証していく内容。最後にはこんな言葉も。

赤ちゃんは無防備な傍観者ではありません。比較するものを探究しています。常に周りの環境を見て考えています。
人間の進化のために無防備な赤ちゃんは脳内に強力な学習マシンがあるのです。だからこそ人間は非常に柔軟です。生まれてくる命は学びながら創造しているのです。
親たちアドバイスは、なるべく多くのものに触れさせることです。さまざまな顔、多くの言語、匂いや味まで、国際化する世界に羽ばたく子どもを育むために。

Babies are not just hapless blobs that are passively allowing the world to go by. They’re actively seeking out things to compare. They’re actively working on the environment around them and thinking all the time.
It’s the human evolutionary strategy of our species to have these incredibly incompetent babies, with the most powerful learning machines in the universe inside their heads. And that is part of what makes us such an incredibly flexible species. Each new generation is both learning the new world it lives in and creating it.
So my advice to parents is that they should expose their babies as wide as possible in terms of, let’s say, faces, in terms of languages,in terms of smells, in terms of taste. That would help the child to live in the future, in the globalized world.

すごくおもしろい番組。今赤ちゃんと日々向き合っている人が見たら「へー!」の連続だろうし、直接子どもと関わることのない人が見てもおもしろいと感じるはず。

24/40『無印良品のPDCA 一冊の手帳で常勝経営を仕組み化する!』

40冊チャレンジの24冊目は『無印良品PDCA 一冊の手帳で常勝経営を仕組み化する!』(松井忠三)。「無印良品の仕組みが9割」に続いて松井忠三さんの本。もともと関心のある会社について書かれた本はおもしろい。

 

PDCAがいかに大切か、無印良品で良品で取り組んできた具体的なことが書かれている。会社全体に関する大きなPDCA、個人の仕事の仕方に関する細かなPDCAなど、様々なタイプのPDCAについて書かれていることからも、ここに力を注いでいたことがわかる。ピンチのときほどまずDから始めること、というよりどうもDにポイントがあることもわかる。そしてそれを回し続けて100%実行できるようにする仕組みや働きかけが必要だということも。無印良品が低迷していてそのブランドに魅力を感じなくなっていた時期のことをよく覚えているので、そこから今のブランド価値まで高めたことはすごいと思うし、それを支えたこれらの取り組みの継続は素晴らしいと思う。学ぶことがほんとに多い。

23/40『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』

40冊チャレンジの23冊目は『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』(松井忠三)。無印良品はよく利用していて、カレーにはほんとお世話になっている。この時期はジャスミン茶が欠かせないし、それ以外にもかなり利用してる。そんな無印良品の話だから当然興味があって、この本を選択。

 

無印良品の仕組みが9割というのは、仕事の軸をぶれさせないためのマニュアルのこと。ありとあらゆる業務をマニュアル化していてい、それをMUJIGRAMと呼ぶらしい。マニュアルを作るとそこから進歩しなくなるという話はよく聞くけど、無印良品のそれは現場の声を聞きながら日々改良し続けるもの。決してマンネリにはならないとのこと。確かにマニュアルを作る過程で業務のムダにも気づけるし、ムダを省いた業務を積み重ねていくと全体として大きな業務改善になる。現場の声をしっかり聞くことで質が向上していくことも想像できる。仕組みをつくることで仕事がこう変わると学べるおもしろい内容だった。

22/40『科学が教える、子育て成功への道』

40冊チャレンジの22冊目は『科学が教える、子育て成功への道』(キャシー・ハーシュ=パセック、ロバータ・ミシュニック・ゴリンコフ)。仕事にストレートにつながる本を読んだのは久しぶりかもしれない。一見無関係に見えるところからつながりを探していく方がどちらかといえば好みだけど、全てがつながっているとわかっている本を読むのも楽しい。

「健康で、思慮深く、思いやりがあり、他者と関わって生きる幸せな子供を育て、皆が他者と協力し、創造的で、自分の能力を存分に発揮する責任感溢れる市民となること」。子育ての成功をこう定義し、そのためにCから始まる次の6つのスキル(6Cs)が必要だと提唱している。6Csは次の通り。

Collaboration(コラボレーション):それぞれの強みを活かし弱みを補い合う
Communication(コミュニケーション):対話によって互いが満足するストーリーを作る
Content(コンテンツ):専門領域について熟知し直感が働く
Critical Thinkingクリティカルシンキング):根拠に基づき熟慮して上手に疑う
Creative Innovation(クリエイティブイノベーション):変革について大きなビジョンを持つ
Confidence(コンフィデンス):熟慮した上で失敗にひるまず挑戦し続ける

それぞれのCを高めていくためにどんな環境や関わりが必要かが書かれており、しかもいくらでも応用ができそうな内容なので、この視点で幼児教育施設の現場を見直してみるとおもしろそう。

 

21/21『「おっさんレンタル」日記』

21冊チャレンジの21冊目は『「おっさんレンタル」日記』(西本貴信)。今年中に本を21冊は読もうと5月の終わりから始めた21冊チャレンジ。気づけば読書の習慣ができてきて21冊読んでしまった。そもそもショボいチャレンジではあったため、今後は40冊チャレンジに変更して読書は継続していくことにする。で、一応区切りの21冊目は読書の師匠から紹介してもらったおっさんレンタルの本。おっさんレンタルなんてものがあるのは知らず、サイトを見てみるとおもしろそうだったので読んでみた。

 

いろんなレンタル内容が書かれていて、へー!の連続だったが、相談が多いことには少し驚いた。知らないおっさんに、しかもお金を払ってまで、そこまでして話を聞いてもらいたいという要望があるんだと。人と関わる仕事をしている身としては、やはり「聞くこと」は軸に置いておかないといけないと思った。それにしてもこのサービスを思いつき、それを実行に移した西本さんはすごい。こういう行動力は見習いたい。

20/21『高校生からわかるイスラム世界』

21冊チャレンジの20冊目は『高校生からわかるイスラム世界』(池上彰)。せっかくなので池上彰さんの本を続けて読んでみた。

 

相変わらずわかりやすい解説。イスラム世界なんてわかりにくいはずなのに、わかりやすい。高校生に授業をした内容が元になっているそうだが、こんな授業を受けられた高校生がうらやましい。訳あってイスラムの勉強をすることにしたんだけど、知れば知るほど今起きている問題が一筋縄ではいかないことがよく分かる。これを解決しようと思ったら、いくつもの出来事を遡って元になっているアレを解決しないといけないとか、ありとあらゆるものがつながっている。ややこしいけど、だからこそその流れを理解しておくことが大事なんだと思う。