園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

読書

トリプルセブン

新作が出たので急いで読みました。 『777 トリプルセブン』伊坂幸太郎著 あるホテルの中で起こる事件が、登場人物の視点を切り替えながら描かれています。いつものヤツです。相変わらずの展開力で、1つのホテルが舞台とは思えない壮大さを感じつつ、登場人物…

大事なことは1分で話せ

最近人気の本が簡潔にまとめられて、しかもマンガでの解説もついて読みやすくした本になっているのを見かけます。以前は原書を読んでいたんですが、最近は要点を掴めるのであれば少しでも分かりやすい方が…とマンガ付きの方を選ぶことが増えました。ほんとは…

1973年生まれが生きてきた時代

1973年生まれの速水健朗さんが書いた本。タイトルを見ただけで1973年生まれとしてはスルーできなくなってしまいます。 『1973年に生まれて 団塊ジュニア世代の半世紀』速水健朗著 団塊ジュニア世代が生きてきた時代について書かれていて、読んでいて「そうそ…

お金の勉強は大事

15年くらい前のこと。市内の保育園の園長さんたちの集まりで雑談をしていたときに「保育園のことに限らず何かやってみたいことがありますか?」と聞かれ「小学生がお金の使い方を体験しながら学ぶ場とかを作りたいですよね。自分たちで稼ぐことを考えたりす…

会津の歴史がかなり勉強になった話

いろいろあって会津地方の歴史を学びたくなり、何かいい本がないか探してました。会津の歴史といえばやはり戊辰戦争、会津戦争だろうと、それ関連のものを探していたときにこの本に出会ったわけです。いろんな見方がある中で、独特な視点で書かれていること…

やっぱりGoogleはおもしろい

「文喫」で読んだのがこれ。他にもいろいろあったけど、短い時間でも読めそうだったので。 『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』ピョートル・フェリークス・グジバチ著 おおっ!と思ったのは次の3つ。 なぜ学ぶことが大事なのかという…

マンガでしょ?と侮るなかれ

うーん、すごい漫画あるねえ。なんでこんなの描けるのかなあ pic.twitter.com/tbaN4Strgj — 釈徹宗 (@shakutesshu) June 19, 2023 釈徹宗さんのこのツイートを見て、気になって仕方なかったので読むことに。 『マイ・ブロークン・マリコ』平庫ワカ著 全1巻…

歯ブラシは「かため」を選んではいけない!!

最近知った衝撃的な事実。どんなに自分でがんばっても歯医者を避けることはできないらしい。それでも今までやっていなかった歯のケアについて詳しく分かりやすく書かれていたので、とても参考になりました。 『“食べる力”を落とさない!新しい「歯」のトリセ…

『冒険の書』がおもしろすぎた!!

これからの社会のあり方、教育のあり方が大きく変わってきています。でもそれがどう変わるのか、変わるのを待つのではなく変えていく必要があるんじゃないか、だとすれば何をすればいいのか、そんなことをずっと考えてます。でもなかなかポイントをつかむと…

みんなの前でほめないで?

衝撃的なタイトルに惹かれて読んでみました。 『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』金間大介著 これまた衝撃的な内容で、最初から最後まで「嘘でしょ?」となっていました。次の内容なんかは驚きしかないんですが、心当たりがないわけでもないです。 も…

富山市議のはなし

選挙があるたびに思い出していた本をやっと読みました。 『富山市議はなぜ14人も辞めたのか』チューリップテレビ取材班著 議員報酬を月額10万増額する条例案が可決されたことを調査するうちに、政務活動費の不正が明らかになっていき、それを追求するうちに…

「sameness(同じ)」と「relationship(つながり)」はしんどくないですか?

『アメリカの教室に入ってみた』 赤木和重著 本のタイトルの通り、実際にアメリカの教室に入ってみてどんな教育が行われているか、どんな特徴があるか、日本との特徴とどんな点が違っているかといったことを分かりやすく説明してくれています。アメリカの教…

2023年4月に読んだ本

『不登校 親子のための教科書』 今村久美著 不登校の現状だけは知っておかなければいけないと思い、NPOカタリバの今村さんが書かれた本を読んでみました。 不登校という言葉は変えた方がいいよねという議論もあるけどそれはおいといて、不登校になる可能性は…

2023年3月に読んだ本

『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 Emily Wapnick著 ある人がFacebookでこの本を紹介していて、実際にマルチ・ポテンシャライトとしての活動を本格的に開始しているのを知って、読んでみようと思ったわけです…

2023年2月のおすすめ本

『レシピがいらない! アフロえみ子の四季の食卓』 稲垣えみ子著 紹介されているのは一汁一菜の食事なんですが、なんというかとても楽しいんです。アフロの稲垣さんが自分のアイデアで料理を楽しんでおられる様子が伝わってきて、すごく楽しい気持ちになる本…

2023年1月のおすすめ本

『1階革命』 田中元子著 田中元子さんによる『マイパブリックとグランドレベル』に続く本がこれ。1階を通してどんな町を作っていきたいか、どんな生活を作っていきたいかが、とても丁寧に書かれています。今回はどんな思いで喫茶ランドリーが作られ、どんな…

11月8日 企業見学バスツアー

今日は隣の市の高校の「保護者と教職員のための企業見学バスツアー」の受け入れをしました。生徒の見学を受け入れたことは何度もありますが、保護者と教職員のツアーは初めてです。保護者と教職員が地域貢献を行っている地元企業を見学することで企業の取り…

10月12日、13日 気づくと仕事のやり方が雑になっています

12日と13日は、仕事のやり方が雑になっているというか、段取りが悪くなっていることを反省する日になりました。空いている日に予定を詰めるクセは多少改善されてきたんですが、ガシガシと自分の仕事を進める空き時間の設定が甘いため、進めるべき仕事に取り…

野村克也氏と商店街の歴史

今回は2冊の本の感想を。 1冊目は野村克也著『野村の流儀』(71/80) 野村克也さんの言葉の1つ1つは「なるほど」と考えさせられることが多いですが、その言葉についている解説はピント外れのものであったり深掘りされていない感じで、読んでいて残念な気持ち…

9月22日 小学校の体育館で

24日に行われるスポーツフェスティバルは、近くの小学校の体育館をお借りして行います。運動会からスポーツフェスティバルへと名前を変えたのが去年のこと。いろんな変化を柔軟に受け入れてくれる職員のおかげで楽しいスポーツフェスティバルになりました。 …

台風の話とか

台風が来ているため今日以降の予定がいくつか変更になりました。スケジュールを組み直す必要がありますが、そのくらいのことですんでよかったと思います。 台風が来ると思い出すのが停電のこと。最近はよほどのことがなければ停電しなくなりましたが、子ども…

本屋さんに行ってきた話

句読点という本屋さんに子どもと行ってきました。 句読点はこんな本屋さんで、こんな人たちが運営しています。 www.mishimaga.com 店内にはいろんなジャンルの本がたくさん並べてあり、へーこんな本もあるのか、これもおもしろそう!と探すのに夢中になって…

9月11日 夏と秋のあいだコーヒー

田中輝美さんのツイートを見てイベントのことを思い出し、行ってきました。夏と秋のあいだコーヒー。 一日限定イベント「夏と秋のあいだコーヒー」。浜田市内にあるhamairoで本日19時くらいまで開催中です。 pic.twitter.com/JxpAHFvLCV — 田中輝美 Tanaka T…

9月8日 筋トレの話と稲盛和夫さんの言葉と

昨日までと違って割と穏やかな日でした。会議や面談、来客などの予定が少ない日は、ほったらかしにしてしまっていた書類や資料のチェックを行いつつ、次に取り組む事業の計画作りができます。こういう日はそんなに多くないので結構貴重です。 筋トレなどで体…

9月2日 研修の企画ができあがりました

研修会の企画が全て終わり、案内を送付しました。11月に某園に集まって行います。大きな団体が実施する研修会は素晴らしいものが多いですが、自分たちの求めている細かなことを満たしてくれるかというと、なかなかそうはいきません。だからニッチなところに…

8月29日 MaaSの話と研修の企画

江津市がダイハツと一緒になってMaaS(Mobility as a Service)の実現に向けて動いていて、その進捗状況の説明がありました。MaaSとは、あらゆる公共交通機関やそれ以外の移動サービスをITを用いてシームレスに結びつけ、人々が効率よく且つ便利に使えるよう…

8月26日 ドイツの話

ドイツから一時帰国している人と会いました。帰ってくるたびに顔を出してくれるんですが、全然違う環境で生活しているため、話してくれることがどれも興味深いもので楽しませてもらっています。ドイツと日本の飛行機では清潔度が大きく違っていた(たまたま…

63/70『22世紀の民主主義』

70冊チャレンジの63冊目は『22世紀の民主主義』(成田悠輔)。かけているメガネもユニークで惹かれるし、表紙に書かれている「言っちゃいけないことはたいてい正しい」には共感しかありません。 View this post on Instagram A post shared by XIT eyewear (…

62/70『お笑い公文書2022』

70冊チャレンジの62冊目は『お笑い公文書2022』(プチ鹿島)。東京ポッド許可局を聞いてプチ鹿島さんを知り、この本にたどり着きました。 www.tbsradio.jp 毎日複数の新聞を読み比べしているプチ鹿島さんのコラムがまとめられたもので、もう少しくだけた内容…

61/70『ロシア点描』

70冊チャレンジの61冊目は『ロシア点描』(小泉悠)。ロシアの軍事・安全保障政策が専門の著者が「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から伝えたい」という目的で書いた本のようです。ウクライナ侵攻以降特にロシアに対するイメージが悪くなっていて、そ…