園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

5月17日(金)、18日(土)

17日(金) 観察ゾーン

こども園の観察ゾーンが充実してきている。捕まえてきた生きものを飼育ケースに入れているだけでなく、そこから更なる興味が芽生えてきているのが伝わってくる。生きものを眺めている子どもたちの様子が違う。どう違うかうまく表現できないけど、とにかく対象の存在を楽しんで見ている。飼育ケースの前にはその生きものについて触れてある月刊誌の付録が貼ってあるため、その生きものの特徴にも触れることができるようにしてある。これは子どもが捕まえてきた生きものにすぐに応えて職員が動いた結果で、いい流れができている。子どもが生きものを見つけ、捕まえる→子どもの「飼いたい」の声に職員がすぐに対応→そのことで観察にも熱が入り、生態(エサとか)にも興味が広がる→更なる生きもの探しが始まる→…といった循環が、このゾーンの様子を見ていると伝わってくる。観察ケースが増えすぎて管理が難しくなってきているのは課題だが。

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18日(土) ランニングとか

今日の鷲田さんの折々のことばを読んで「そうそう、そうなんだよ!」と思った。

大きな問いに答えようとすれば、答えは必然的に大きな言葉になってしまう。福岡伸一

人間や生命がそもそもなぜ存在するのかという問いは重要だが、その解像度は低いと生物学者は言う。それより身近な現象の有り様を丹念に見るほうが世界の解像度は上がると。例えばコミュニケーションについても、その本質は何かと問うより先に、椅子をどのように並べたらいいか考えるべきなのだろう。本紙の連載コラム「福岡伸一動的平衡」(昨年6月7日朝刊)から。(鷲田清一

大きな話、本質の話はもちろん大事だし、ないといけない。でも、それを学んだだけで、それを同じようになぞって語るだけで、全てを掴んだと勘違いしてしまうことがあるから気をつけないといけない。本質を押さえた上で、どれだけ細部を議論し構築していけるか。そこにどれだけの力を注ぎ続けられるか。ポイントはそこだと思っている。

大会に参加する予定はゼロだけど、時間があったので近所をランニング。昨年一度だけ走ったルートを選択。例のヤギに届ける松の新芽を摘みながら走っていると、新たな太陽光発電設備を発見。

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