園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2021年1月

【心構え】
2021年がスタートしました。2020年は想像もしていなかったようなことが起こった年でした。今年もまだ先が見えていない状況ではありますが、何が起きても不思議ではないと心構えができているのが昨年とは大きく違っている点です。何が起きるか分からない。でも心構えはできている。であれば、2021年は思い切った変化を進めていくのもひとつの戦略です。今までやって来たことを変えて新たなステージへ移行することや、なかなか実行に移せなかったことを始めてみることも、取り組むにはチャンスの年とも言えます。花の村も小さなことから具体的に変えていきます。どんなことを変えるのか、既に変えたことも合わせて、ここでその一部を書いておきます。

【辞令交付式、仕事納め】
昨年4月、全員に集まってもらって実施していた辞令交付式の形を変え、リーダーから辞令書を渡してもらう方法にしました。年末の仕事納めの会も無くし、私と施設長であいさつに回らせてもらうことに変えました。どちらも感染症対策で考えたことでもあるんですが、事業所が増え、集まりやすさも事業所ごとに大きく違ってきて、全員が一堂に会する機会を何度も設けるのが難しくなっていることも変えた理由の1つです。できるだけ業務時間内に実施できる形にしていきたいと考えていることもあります。今後もこの形で続けていきますが、もっといい方法があれば変えるつもりです。

【各委員会】
施設長が検討してくれていて、少しずつ説明を始めてもらっていますが、各委員会の見直しも行います。参加してもらう事業所の構成を見直し、人数を減らし、開催回数も減らす委員会が多くなる予定です。今までの話し合いで積み上げてきてくれたものを活かし、少ない人数、少ない回数で効率良く話し合いを進めてもらう会にしていくことが目的です。どの委員会も重要であることに変わりはないのですが、どれだけの人がどれだけの時間を使って関わるかは、業務とのバランスを見ながら考える必要があります。業務も委員会もバランスよくしっかり機能する形を今後も模索していきます。

【会議】
これはリーダー会、事業所別会議から実施することですが、会議のあり方についても見直しを始めます。会議で扱う議題がⒶ意思決定、Ⓑ議論、Ⓒ情報共有・確認のどれに当たるのかを明確にし、それに必要な会議時間をその都度考えてスタートするようにします。「何をどう決めることがゴールなのか」が参加者間で共有されていないまま話し合いが進んだり、多様な意見を求めたいのに一部の人の発言で終わったり、そんな会議にならないように進め方を見直していきます。まずリーダー、サブリーダーのみなさんが参加する会議で実施していき、形が見えてきたら各事業所の会議でも取り入れてもらう、そんな流れで進めていく予定です。会議の内容によって参加メンバーを変えたり、新しいアイデアを出しやすくするために場所を変えてみたりと、目的に応じて会議の持ち方を自由に変更していくのもありです。会議に対してマイナスなイメージを持ったまま話し合いをするのはもったいないので、こんな風にしてはどうかといったアイデアがあれば是非聞かせてください。

【失敗は学びの機会】
以上が既に変えたこと、今から変えていくことの説明です。他にも変えることが出てくれば、その都度お知らせします。変化の先がどうなるかは未知数なので、失敗も当然あるでしょう。でも失敗にこそ学びがあると考え、変えること、変わることを私もやっていきます。みなさんも積極的に変化の取り組みを進めてください。何度も言っていますが、失敗は学びです。何かに挑戦した結果が成功と失敗に分かれているわけではありません。全てのことは失敗から始まって少しずつ成功に近づいていくもの、失敗はスタート地点から成功までの途中に存在する学びの機会です。挑戦して失敗するたびに学びが増えていくストーリーを頭に描き、変えてみたいことや挑戦したいことがあれば「まずはやってみよう!」と行動に移せるフットワークの軽さを、花の村の特徴として定着させていきましょう。