園長のひとりごと

こども園、福祉全般、走ること、食べること、いろいろと。

2021年5月

【APUの出口学長】
大分県別府市立命館アジア太平洋大学(APU)という大学があります。2000年にスタートした大学なので、花の村と同じ21歳です。この大学は学生の半分が海外留学生、先生も半分が外国籍と、多文化環境であることが特徴です。英語を中心として様々な言語が飛び交い、学食では世界各国の料理も食べられるなどユニークな話が満載なのですが、今回は大学の話ではなく、出口治明(でぐちはるあき)学長が社会福祉施設で働く人に向けて話されていたことを紹介します。以下は出口学長の言葉です。

社会の変化を見極め対応する力をつけるために「人、本、旅」を勧めている。「いろんな人に会う」「本を読んでみる」それから旅は海外旅行とかに行くわけではなく「自分の足で現場に行く」ということ。例えばすごく脚光を浴びている施設があれば見に行ってみる。社会福祉施設である必要はない。美味しいパン屋ができたと聞いたら「あっそう」ではいけない。行って、買って、食べて、初めて分かる。これを「旅」と呼んでいる。好奇心を持ち続け、アンテナを外に向けておく、そうでないと世の中の動きは分からない。

【人、本、旅】
世の中の変化を掴み、私たち自身も常に変化しましょうと、みなさんにお願いしてきています。出口さんはそのために必要なこととして「人、本、旅」を挙げています。移動は控えて!人との接触は控えて!と言われている今は難しいことが多いですが、だからといって何もせずにいると変化に対応できなくなってしまいます。今できることを探しましょう。

《人に会う》市内にもおもしろい活動をしている方はたくさんいます。人と会って話をし、その人が大切にしているものや目指している先の風景に触れることで、気づかされることはたくさんあります。
《本を読む》これは今でもできますね。読む時間がなくても、本屋に足を運んで話題になっている本を眺めているだけでも世の中の動きは感じられます。
《旅をする》近場にも新しいスポットはどんどん登場しています。あちこち出歩くことは難しいですが、十分に気をつけた上で足を運んで実際に見て体験し、「こんなものを見てきたよ」「こんな体験ができたよ」と情報を伝え合い、好奇心の輪を広げていくことも今は必要だと思います。

法人としても「人、本、旅」の取り組みは行っていきます。みなさんも個人的に関心のあることに対して動き、社会の変化に触れ続けてください。私は移動が自由にできるようになれば、APUに行ってみたいと思っています。

【ひやりハット】
高角放課後児童クラブのSさんからひやりハットが提出されました。その内容については詳しく触れませんが、起きたことについてひやりハットに記入するかどうか児童クラブ内で意見が交わされたことも聞きました。ひやりハットは、記入することで起きてしまった出来事をあらゆる角度から点検し、次の行動に活かしていくために必要なものです。当事者本人のためのものでもありますが、同時にその学びをみんなで共有することも目的としている、つまり私たち全員のためのものでもあります。だからこそSさんが記入したことだけでなく、児童クラブ内でそのことについて話し合われたこともすばらしいと考えています。この内容はひやりハットに書くこと、これは書かなくてもいいことといった決まりはありません。書くことで今後の行動をもっといいものにしようと考え、積極的に書いてくれることを期待しています。

【6月1日オープン】
6月1日にオープンする『もりハウス』の準備が進められています。この給与コメントが配られる5月14日には、オープニングスタッフが集まってキックオフミーティングが行われます。18日、19日、20日には施設の見学会も行われます。先月お知らせしたとおり、月末には夜勤者の体験勤務も行われます。これまでの花の村にはなかった住宅事業であるため、スタートしてみて「◯◯が必要だった」「△△の対策も立てておかないといけなかった」と気づくことがたくさんあると予想しています。そんな事業が6月からスタートします。みなさんの中でまだ『もりハウス』を見ていない人は、ぜひ見に行ってください。どんな施設なのか、どんな特徴のある事業なのか、地域にとってどんな意味を持つ事業なのか、そんなことを実際に見て感じてもらいたいと思っています。実際に見て多くの人に関心を持ってもらうことは、入居される方の安心感につながります。オープン前でも、オープン後でも、1回でも、何回でも、『もりハウス』に足を運んでみてください。よろしくお願いします。