13/21『諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉』
21冊チャレンジの13冊目は『諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉』(為末大)。為末さんの本は読みたいと思いながら今頃になってしまった。
人生は可能性を減らしていく過程でもある。年齢を重ねるごとに、なれるものやできることが絞り込まれていく。可能性がなくなっていくと聞くと抵抗感を示す人もいるけれど、何かに秀でるには能力の絞り込みが必須で、どんな可能性もあるという状態は、何にも特化できていない状態でもあるのだ。できないことの数が増えるだけ、できることがより深くなる。
こういう言葉があちこちに出てきて考えさせられる。もっと早く読んでいれば多少は判断が変わっていたようにも思う。やはり本は読みたいと思ったときに読むべき。