園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

17/21『ドイツの学校には なぜ 「部活」 がないのか』

21冊チャレンジの17冊目は『ドイツの学校には なぜ 「部活」 がないのか』(高松平藏)。子どもが学校の運動部に所属していて、その中で疑問に感じることもあり、ある方がこの本を紹介されていたこともあって読んでみた。

 

ドイツでは、スポーツをすることで社会的能力が身につくことを期待しているという話。ここでいう社会的能力とは、例えば①自己認識と外部認識、②コミュニケーションスキル、③「異なる視点から見る能力」と「共感する能力」、④「摩擦」「批判」の能力、⑤チームワークと考えられている。日本のスポーツに対する考え方、部活動に対する考え方とずいぶん違う。単純に比較してどちらが優れていると考えるのは少し違うと思うが、教員の忙しさなど総合的に考えたとき、日本の部活動は見直すべきことが多くあるように思うのだが。