園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2021年8月

【花を使ったイメージ作り】

花の笑顔が咲き 花の言葉を聴く 福祉のある暮らし。 

これは花の村のパンフレットの表紙に書かれている言葉です。様々な個性を持った利用者、子ども、そして職員を「花」に喩えたものです。もちろん花の村の「花」からきています。「笑顔」と「聴く」ことで地域の暮らしをより良くしていきます、福祉の力で暮らしを支えていきますというメッセージです。

花の村のことを「花」を使って表現してはどうかと提案してくれたのは、ハナハナ新聞をデザインしてくれているD52のSさんです。外部の人からすると、花の村の名前を聞いて実際の花をイメージする人は少なくないようです。「花がたくさん咲いているんですか?」と聞かれたことは何度もあります。イメージ作り、ブランド作りは社会福祉法人においても大切で、花の村から「花」を連想されるケースがあることを考えると、花があるイメージを作っていくのもいいかもしれません。

花と言えば植物ですが、植物は同じ種類でも芽を出すタイミングはタネによって様々です。一斉に芽を出していると災害があったときに全滅してしまうので、暖かさなど生育に必要な条件が整ってもなかなか芽を出さないのんびり屋もいるようです。

早く動き出すタネ、のんびり構えているタネなど、自分たちの子孫を残すためにいろんな個性を備えていて、そのことで花は自然を豊かに彩りながら見事に生きています。利用者、子ども、職員それぞれの個性を活かしながら互いの生活を豊かなものにしていこうとしているのが花の村なので、花を使ったイメージ作りはかなりしっくりくる気がします。どんな具体的なイメージがいいのか、のんびり考えてみます。

【環境に対する気づき】
9号線沿いの看板下の草が伸びていると気づいた職員から環境整備委員会のメンバーに連絡があったと聞きました。私たちが活動している地域の環境に対して関心を高く持ってくれている人がいること、環境整備委員会なら解決してくれると認知されていることをうれしく思いました。

環境の変化に気づくのは大切なことです。でも気づいたとしても「まあいいか、そのうち誰かがやってくれるだろうし…」と誰にも伝えずにいることはよくありますよね。私も何度も経験しています。それが今回はわざわざ環境整備委員会に連絡してくれました。

そしてこの連絡は、環境整備委員会のメンバーによるこれまでの活動の成果があったからこその連絡だったはずです。「あの委員会に伝えれば動いてくれるはず」という信頼があったからこそだと考えています。

「あれ?」と思った気づきをそのままにせず声に出してくれる人がいて、動いてくれると信頼されている委員会があるのは、とてもありがたいことです。今回も看板下をきれいな状態にしてもらいました。今後も環境のことに関心を持ってもらい、環境整備委員会に計画を立ててもらい、みんなで協力して整備に動けるようにしましょう。

【行動したら検証を】
オリンピックが終わりました。次は24日から始まるパラリンピックです。1年の延期に加えてコロナ禍での開催ということで、関係者は大変な思いをされていることでしょう。賛否様々な意見がある大会ですが、それは置いといて、選手の活躍もここでは置いといて、全て終わった後にどんな振り返り・検証が行われるのかに注目しています。

どんな仕事も行動と検証はセットであるべきです。検証が行われるからこそ改善ができますし、次の計画や行動がより良いものになっていきます。同じ失敗を繰り返さないためにも、少しでも効率を上げていくためにも、検証は大切です。ひやりハットの記入も検証と改善を進める大切なツールですよね。

検証の際、嫌なことにも目を向けなければいけないときもあります。それを避けて形だけの検証で済ませてしまえば、改善にはつながらないですし、同じ失敗を繰り返すことにもなりかねません。失敗は仕方ないこと、でも検証せずに同じことを繰り返すのは避けなければいけません。私たちは引き続き「行動したら検証する」を行っていきましょう。さて、オリンピック・パラリンピック後にはどのような検証が行われるでしょうか。

【体調管理】
暑さの厳しい日はもう少し続きそうだと思っていたら、不安定な天気が続きそうとの予報も出ています。体調管理が難しい気候ですが、仕事や生活を楽しむためにもみんなで声をかけ合って体調を維持していきましょう。