9月8日 筋トレの話と稲盛和夫さんの言葉と
昨日までと違って割と穏やかな日でした。会議や面談、来客などの予定が少ない日は、ほったらかしにしてしまっていた書類や資料のチェックを行いつつ、次に取り組む事業の計画作りができます。こういう日はそんなに多くないので結構貴重です。
筋トレなどで体作りを始めた人と話をしていて、なるほどと思ったことがありました。その人が取り組んでいるのは、筋トレ、ランニング、瞬発力をつけるためにダッシュの繰り返し、プロテインを飲む、サプリを飲むといったことです。自分の体でいろんなことを試してみて、最終的には人にアドバイスすることを仕事にしていきたいそうです。
なるほどと思ったのは、筋トレもがむしゃらにやればいいのではなく、休んで回復させるも大事だという話です。負荷をかけ、それをきちんと回復させることで筋肉はつくようで、毎日腹筋をして休ませなのは逆効果だと。今日筋トレをしたら明日は休むとか、今日は腹筋、明日は背筋、明後日は大胸筋と分けて鍛えていくとか、科学的に正しい筋肉の鍛え方があるので、それを無視してがむしゃらに鍛えるのは時間ももったいない、そう教えてくれました。
そういえば先日亡くなられた稲盛和夫さんの言葉の中にこんなものがあります。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
熱意や能力には0点から100点まであり、どんなに能力があっても熱意がない人より、能力は低いと思っていても熱意を持って努力し続ける人の方が素晴らしい成果をあげる。そして考えからはマイナス100点からプラス100点まであるので、考え方次第で結果は180度変わってくるという話です。
筋トレも同じで、科学的に正しいやり方を無視した筋トレ(考え方がマイナス)はどれだけやっても効果がありません。仕事でも考え方が法人の理念に沿わないものであれば、どれだけその人自身はがんばったとしても、法人として評価できる結果は得られるはずがありません。筋トレの話からいろいろと考えさせられました。
田中孝幸著『13歳からの地政学』(67/70)を読みました。
工藤勇一さんの投稿を見て以前から読もうと思っていてのを思い出して、急いで購入。
新しい視点を学べたんですが、中でも海の重要性についての話は新鮮でした。移動速度でいえば空の移動が圧倒的に優位だけど、物を大量に確実に移動させるためには海が遥かに優位であることや、情報伝達も海を通るものが主であること、核ミサイルを他国に気づかれずに持つためには深い海溝があれば有利であることなど、海がいかに重要な存在であるかを知れたのは大きかったです。ロシアが北方領土に関心を持つのもなるほどなあと納得できます。
タイトルは地政学となってますが、ものの見方や社会の見方はどうあるべきかを学ぶことができる本で、確かに若い人が読むと考え競られることが多いと思います。いい本に出会えました。