園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

9月11日 夏と秋のあいだコーヒー

田中輝美さんのツイートを見てイベントのことを思い出し、行ってきました。夏と秋のあいだコーヒー。

島根県立大学の職員さんがコーヒーが大好きになり、イベント的なお店を出してみたいと考え学生に話したところ、やってみたい!という人がいたので1日限定でやってみることになったそうです。江津市益田市はこういったお店がよく出ているけど浜田市には少ない、だから自分たちでやってみよう、しかも夏だし海の近くでやったら気持ちよさそう、そんなことでこの場所が選ばれたとのこと。そんなことを説明してくれた大学の職員さんもですが、学生さんたちもとても楽しそうで、その様子をみているだけで気持ちよくなる空間でした。目的はレモネードだけだったんですが、楽しさに乗せられてレモデネードに加えてミルク出しコーヒーもいただきました。どちらも美味しかったです。

店名の「夏と秋のあいだコーヒー」はとてもいい名前だと思います。それぞれが思う夏と秋のあいだをイメージしながらコーヒーを飲むんだろうなあとか、どうやってこの店名を決めたんだろうとか、いろんなことを想像しながら楽しませてもらいました。

メニューの中にあった「実験的プリン」は、石見銀山に新たにできる図書館に併設されるカフェで出すプリンの試作品で、そのプリン作りを任されている学生さんが作ったものです。学生が地域にいろんな形で関わることができる仕組みができているのは素晴らしいことだと思います。若い人が社会に関わる様々なきっかけを作ることが私たち大人の役割でもあることを考えさせられました。新しくできる図書館にも行ってみなければ。

www.sanin-chuo.co.jp

 

 

佐藤尚之著『明日のプランニング』(68/70)を読みました。

「情報“砂の一粒”時代」以前の生活者と「情報“砂の一粒”時代」の生活者とでは伝え方を変えないといけないという内容です。砂一時代の生活者に対してはファンベースで考えようという、以前読んだ『ファンベース』にも書いてあったことです。やはり迷った時はここから考え始めることが大切なんだと思います。

モンゴル800の「小さな恋のうた」にある

ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの

の気持ちが大切だと。すぐそばにいるファンを見よう、もてなそう、一番大事にしようということです。

今の仕事の中で「伝える」ことについて再点検しなければいけないと考えていたところで、すごくいいタイミングでファンベースの考え方を確認できたのは大きかったです。保育のこと、介護のこと、福祉のことをどう伝えるか、誰に伝えたいか、その人は砂一時代の人なのか、それとも砂一時代以前の人なのか、じゃあどんな伝え方が効果的なのか、こうやって具体的に考えていくことが必要なんだと気づかされました。