園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2022年9月

【デジタル化を進めます】
あらゆる業界でデジタル化が進められており、花の村もその流れに乗って、本当に少しずつではありますがデジタル化を進めています。
利用者や子どもと接する現場は目一杯人の手に頼ることになりますが、記録や書類作成といった業務はデジタル化が可能ですし、既にそうなっているものも多くあります。
花の村がデジタル化に取り組む目的は業務効率の改善です。特に記録や書類作成にかかっている時間や手間をなんとかして削減したいと考えています。

その1つとして、新しい研修報告の形を試しています。パソコンやスマートフォンで報告書が作成でき、印刷せずにデータのまま提出でき、すぐにみんなが確認できるような報告の形です。

デジタル化するだけでなく内容もスリムにしています。
研修に参加する主な目的は、自分たちの行っている仕事を利用者や子どもにとってより良いものにしていくことです。
ですから、①研修から見えた現場の課題、②研修で得られたことを業務にどう活かすか、このことについて具体的に、箇条書きで、端的に書いてもらうようにしています。

こんなことに取り組んでみよう、ここを改善してみようといった具体的な内容を報告書に書くことでやってみたいことを具体的にイメージをしてもらい、実際にそのことに取り組んでもらうことが目的です。
研修に参加し、学んだことや考えたことを、1つでいいので実践してほしいからです。

もう少しすれば法人全体で新しい研修報告の形に切り換えていきます。
こんな内容にした方が効果的ではないかといった意見は大歓迎ですので、使いながらより良い研修報告の仕組みを作っていきましょう。

 

【決断の積み重ね】
あるweb研修を視聴していて考えさせられる話を聞きました。
中川政七商店(日本の工芸品を取り扱っている会社)の中川淳会長が話されていたことです。

「今の自分を作っているのはそれまでの自分の決断の積み重ね。自分で納得する決断をしてきたのであれば、今の状況がどうであれ自分で納得できるはずだし愚痴る必要もないはず。未来もこれからの自分の決断によってあるものなので変えていける。」

自分で納得できる決断をするためには今の自分の決断を知る必要があり、そのためには自分の暮らしにちゃんと目を向け、丁寧な暮らしをすることが大切だと話しておられました。

いろんなことに当てはめることのできる考えだと思います。
例えば、今の花の村の現状は私たちの決断の積み重ねの結果です。問題が出てきて改善したいと考えるとき、どこを点検すればいいでしょうか。現状を変えるためには何をすればいいでしょうか。

自分たちの決断が理念に沿ったものであるかを点検し、そうでなければそこを変えていき、それを継続するしかないですよね。
自分たちの決断を点検し、納得できる決断をし、決めたこと一つ一つを丁寧に行う習慣がどうやら大切であるようです。

 

【パンジーと芝桜】
9号線沿いの看板下に植えてあるマリーゴールドは、この夏の交差点の風景を華やかなものにしてくれました。
今度は秋冬に向けてパンジーと芝桜に植え替えようと、環境整備委員会で計画しているそうです。
離れた場所で花を育てる大変さを学ぶことができたので、来春以降はその学びを生かした取り組みをするとも聞いています。
これからの看板下がどう変わっていくか、楽しみにしています。