園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

9月22日 小学校の体育館で

24日に行われるスポーツフェスティバルは、近くの小学校の体育館をお借りして行います。運動会からスポーツフェスティバルへと名前を変えたのが去年のこと。いろんな変化を柔軟に受け入れてくれる職員のおかげで楽しいスポーツフェスティバルになりました。

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今日は場所に慣れておく意味もあり、体育館でリレーやいくつかの種目をやってみる日でした。競い合ったり協力したり刺激を受け合ったりする姿を見ていると、子どもたちの力のすごさを感じます。当日は親子で楽しむ内容なので見られる姿はまた違ったものになるんでしょうが、その違う姿も楽しみです。

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野本響子著『子どもが教育を選ぶ時代へ 』(70/70)を読みました。マレーシアに移住し、マレーシアの教育を親子で体験して気づいたことを発信しておられる方で、以前から発信内容に興味を持っていた方の本です。

親の仕事は子どもを邪魔しないこと、誰にでも合う完全な教育は存在しないなど、教育問題にはっきりとした答えを求めている人にとってはすっきりしない結論しか書かれていませんが、いずれは誰もが向き合わないといけないことだと思っています。

「やめて次に行くことは苦しい」「でも変化が激しい時代にはやっていることをやめることが大切になる」「日頃から小さいことをやめたり変えたりするやめる練習を繰り返して柔軟性の経験値を高めておくことが大事」といったことはぜひ参考にしたいと思いました。「やめる」ことについては、もっと日常的に行えるようにしておいたほうがよさそうです。今はうまくいってても平気でやめて、そして次のことに挑戦する。そんな小さな「やめる」の訓練はもっとたくさんあっていいと思います。

批判的に考える力の解説もあり、少し捉え違いをしていたことに気づかされました。

「批判的に」というのは、反対意見を述べて「論破」することとは違い、事実に基づいて論理的に考える――という意味です。

単に疑ってかかるだけでなく、いちいち論理的に考え直すことを求められていたんですね。こうやって自分の間違いを修正する機会があるのはありがたいです。