『冒険の書』がおもしろすぎた!!
これからの社会のあり方、教育のあり方が大きく変わってきています。でもそれがどう変わるのか、変わるのを待つのではなく変えていく必要があるんじゃないか、だとすれば何をすればいいのか、そんなことをずっと考えてます。でもなかなかポイントをつかむところまではまだまだ届いていません。そんなときに知り合いが薦めていた本を読んでみてビックリ。これからの教育のあり方に関するヒントがたくさん書かれている、すごくいい本でした。
『冒険の書 AI時代のアンラーニング』孫泰蔵著
冒険のはなしではなく教育のはなし。いや、生き方のはなしかもしれません。
素晴らしい言葉がたくさんありました。大人が考えなければいけないことがストレートに書かれています。
親や教育者の中には、規律を守ることを教えるのが大事だと強調する人がいます。「社会に出たらわがままは認められない。だから、社会に出る前に学校でそういう訓練を積んでおく事は大事だよ」。これは一見もっともなようですが、僕は絶対におかしいと思います。子どもたちを今の社会に合わせられるようにするのではなくて、むしろ子どもたちが現状を変えていけるように、現状から解放されるような教育を行うべきだよ。自分の想いを抑え込んで社会に合わせないといけないような、こんな心の狭い社会をつくったのは、他でもない僕も含めた大人たちです。変わるべきは私たち大人であって、子どもたちではないと思います。
そして次の言葉も。
「視野を広げる」とは、様々な人々や世界と触れ合うこと。今までだったらつながらなかった点と点、すなわち、考え方や文化、発想などが全く違う人々と、まっさらな状態で交流するということ。
最近特にそう考えるようになったのですが、このような考えを共有できて、しかもそう行動している人との出会いを最優先したいです。同じ考えでいることを求められるのはかなり辛いので。
そしてやはり一番大切なのがこれ。
答えようとするな。むしろ問え。
答えではなく、何を問いとして立てるかが大切なんだと教わりました。
孫さんとこの本についてはこんな対談もありました。
孫さんの他の話についてはこんな対談も。
いやー、おもしろい本に出会いました。