園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2009-01-01から1年間の記事一覧

No.94 子どものころにやっていた遊び

13日(水)にはぞう・きりん・くま組の親子遠足がありました。行きのバスの中では「保護者の皆さんは子どもの頃どんな遊びをしていましたか?」という質問に答えてもらったところ、「ゴムとび」「カンけり」「リカちゃん人形」といった懐かしい遊びもいろい…

No.93 4月が終わりました

4月が終わりました。4月1ヶ月間の子どもたちの平日の出席率は95%でした。保育所でいろんな体験をするためには、まず元気に登所してこなければいけません。ですから保育所では子どもの健康のために食事や体力づくりも課題の1つです。様々な体験を支える子ど…

No.92 絵本からいろいろ考えてみる

保育所にはいろんな絵本があり、それぞれの絵本が子どもにとっていろんな意味をもっています。例えば有名な『はらぺこあおむし』は、「変化に富んだ物語にハラハラドキドキできる」「希望と期待を持てる」「困難を克服する大切さを知る」「いろいろな食べ物…

No.91 子どもたちに人気のこま回し

3,4,5歳児が夢中になっている遊びの1つに「こま回し」があります。昨年の卒園式で頂いた記念品の1つです。こま回しはお正月の遊びと勝手に考えていたのですが、あまりにも子どもたちに受け入れられ、楽しんでいる様子に驚かされています。これが、長い年月…

No.90 大人がモデルを示すことも大事な関わり

少し前のことですが、小中学生の自然体験や生活経験の乏しさについてのデータが新聞に掲載されていました。 『都市部、郡部あわせて三千人を超える子ども達の結果のいくつかは、次の通りです。「日の出、日の入りを見たことがない 約50%」「自分の身長より…

No.89 21年度がスタートしました

4月1日に新しく13名の園児を迎え、63名で新年度がスタートしました。まだ4月は始まったばかりですが、3月までの保育所の様子とは違っています。大きな子ども集団であることに変わりはありませんが、昨年度とはまた違う集団の姿を見せてくれると思います。意…

No.87 明後日は卒園式

心理学者の河合隼雄さんの「こころの処方箋」という本に、こんな話が書かれていました。 『幼稚園の子どもで言葉がよく話せないということで、母親がその子を連れて相談に来られた。知能が別に劣っているわけでもないのに、言葉が極端におくれている。よく話…

No.86 ぞう組と小学生の交流

今週の火曜日に、ぞう組さんが江津東小学校へ歩いて行きました。目的は2つ。1つは通学路での注意点を駐在さんから教えてもらうこと、もう1つは5年生との交流です。4月から6年生になる小学生たちが、ぞう組さんに遊びを通じていろいろなことを教えてくれ…

No.85 木村まさ子さんの子育て

医師の鎌田實さんが著書「いいかげんがいい」の中で、SMAPの木村拓哉さんの母・木村まさ子さんの子育てについて、対談の中で感じたことを書いておられます。舞台裏ですれ違ったときの木村拓哉さんのまっとうな身のこなしやきちんとした礼儀作法に感心し、そ…

No.84 お集まりでの言葉遊びの意味

朝夕のお集まりのときに、しりとりや言葉遊びをすることがあります。例えば、その日に誕生日を迎えた子の名前を書いて、そこに使われている文字を使って子どもたちが違う言葉を作ったりします(「あいやまめぐみ」なら、「あめ」とか「あみ」とか)。これは…

No.83 個人差を認める、相手と自分の違いを認める

今週の水曜日と木曜日の2日間でお会いした4人の方が、偶然にも同じことを話題に出されました。それは私が最近抱えているテーマにつながることだったので、ここで書いてみます(多分まとめきれませんが)。4人が話されたことは『男の脳と女の脳の違いについ…

No.81 様々な立場を体験する

先週書いた移行の件ですが、今その移行が順調に進んできています。順調とはいっても課題はいろいろあるわけですが、それでも子どもたちは新しい生活の中で今までとは違った姿を見せてくれています。きりん・くま・ぱんだ組の子どもたちはこれから少しずつ新…

No.80 りす組とうさぎ組の話から『移行』について考える

2月の園便りで「移行」のことについて書きました。例としてぱんだ組とぞう組を挙げたのですが、ここではりす組とうさぎ組を取り上げてみます。あさり保育所の0歳児と1歳児は、それぞれの子どもの発達の連続性を保障した空間で生活するようにしています。…

No.79 後で伸びる力を大切にしたい

室内環境のことですが、遊びのゾーンを示す表示板に漢字を使うことにしました。「積み木ゾーン」「製作ゾーン」「絵本ゾーン」などです。ふりがなは当然ついています。これは子どもたちに漢字を覚えてもらおうというものではありません。漢字の持つ特徴を考…

No.78 『もったいないデー』の意味

来週の話ですが、ぞう・きりん・くま組を対象に、「もったいないデー」という日を設けて環境について考えることになりました。どのようなことをするかというと、生活の中で使える水の量を制限して水の大切さを考えようというものです。生活に使うすべての水…

No.77 お正月遊びの意味を考える

2009年最初の「ひとりごと」です。今回はお正月の遊び(伝承遊び)の話です。今子どもたちは保育所で様々なお正月遊びを楽しんでいます。お正月遊び・伝承遊びといわれるものには、カルタ・すごろく・こま・凧あげ・羽根つきなど、いろんなものがありますが…