園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

8月8日(木) 行事のこと

行事について考えています。現在こども園で行っている行事や活動には、スタートしてからずっと行われているものを改良してきたもの、新たに始めたものがあります。それぞれに目的があり、その目的を果たすために内容を作り上げ、必要があれば変更を重ねてきました。それぞれに意味があり、それぞれが子どもに必要な経験をと考えてきたものです。それらを見直そうとしています。1つ1つはとても大事なものだけど、全体を眺めたとき、それら全てを今までと同じように継続していていいのかと考えるようになったからです。例えば食べ物のことでいうと、身体の成長のためにこの食材を使おう、この料理がいいといろいろ考えるとします。1つ1つの食材や料理は身体にとっていいものであっても、その身体にいい料理を1日に100種類食べれば効果は100倍になるかというと決してそうではありません。逆に食べ過ぎで身体を壊してしまいます。行事も1つ1つがいいもので意味があったとしても、1年間通して適度な量か、バランスは取れているかを考える必要があると思っています。どんなにいい行事を計画しても、それが多すぎると子どもたちの余裕がなくなってしまいます。メリハリをつける効果も少なくなります。自分たちで創意工夫する時間が少なくなります。子どもだけでなく、保育者にも同じことが起こってしまいます。そんなことから見直しをすることにしました。それぞれに思い入れがあり、これまでかけてきた時間や労力のことを考えると見直したり辞めたりすることは難しいんですが、そろそろ動かなければいけないと思っています。