43/50『未来の地図帳』
50冊チャレンジの43冊目は『未来の地図帳』(河合雅司)。人口が減少していくことは決まっていて、そのことによって社会も変化することは間違いないんだけど、じゃあどうすればいいかはぼんやりとイメージしてるだけなのはまずいんじゃないか、わかったふりをしてるのは危険なんじゃないか、そんなことを考え勉強することにしました。勉強といってもいろんな本を読むだけなんですが。
今わかっているこれからの社会の変化を数字で示してくれているため、何が問題なのかがよく分かる本です。ですが
該当地域に住む人やその地に関わりのある人にとっては「不愉快きわまりない未来図」を突きつけることになるかもしれない
とあるように、不愉快にはならなかったけど読んでいてとても不安な気持ちになる内容ではありました。でもそれは今までが事実をきちんと理解していなかったからで、一度はちゃんと感じておかなければいけない不安なんだと思います。
最後にある提言の中の
大切なのは、高齢者が自ら歩くことですべての用事を完結できるようにすることである。
は、これから地域を考える上でポイントになることです。いい本に巡り会えました。