園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

4月30日(火) 連休4日目

午前中は職場へ。登園する子が少ない日だったため、初めて姉妹園と合同で保育を行い、トラブルなく終わったようで安心した。姉妹園プラス連携園の計3園が混ざっていたが、子どもたちは変わりなく過ごしているように見えた。子どもは初めて過ごす場所や相手に対しての情報を持っていないので、一緒にいる大人の表情を見て「そこが安全か、安心できる場所か、安心して関わっていい相手か」を判断する力を持っている(社会的参照)。保育者は普段から交流してよく知り合っているし、園舎も行き来するため場所についてもよく知っている。そんなことから職員はいつもと変わらない表情で過ごしていたため、子どもたちもスッとその場、その人間関係に馴染むことができたんじゃないかと思っている。これは間違いなく自分たちの強みなので、時々混ざり合っていろんな集団の体験、場面の体験を提供することもできそうだと感じた。

この連休は毎日走ることにしている。以前は毎月100kmは必ず走ろうと決め、家に帰ってからちょっとの時間でも走りに出かけたり、時には日をまたいでしまう時間に半分眠りながら走ったりしていたが、去年くらいからその時間をとることが難しくなってきた(気力の衰え?)。でも走りたい思いは継続して持っていて、連休くらいは走る時間を作ろうと思い、今日が4日目。走りながら周りの自然の変化を眺めるのが心地よい。今日はきれいなツツジをたくさん見ることができた。

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チームについて最近考えていること。
個々に得意不得意があり、得意なことでチームに貢献すればいいという考え方がある。概ね同意しているが、それをしていればいいチームになれるというものではないと思っている。チームを形成する上で考えなければいけないことは他にもあって(他にもと言うよりまず考えるべきこと)、それは「何を目的としているチームなのか」ということ。チームの目指すところがまずあり、その達成のために個々の得意分野を生かし合うという順番が大事だと思っている。チームのビジョンを明確にすると、ビジョンを具体化しているためにはもしかするとメンバーの得意分野だけではカバーできないものあるかもしれない。そんなときは誰かが(もしくは複数で)ちょっとがんばって不得意なことに取り組んでみるとか、新たにそれが得意な人を引っ張ってくるとか、そんなことも必要なはず。得意分野で力を発揮することをチームの目指すところに設定している、そんな話を聞くことが割とあって、そのチームは今後どこに向かっていくんだろうと考えてしまう。まず行き先を決める人がいて、そこに進んでいくために個々が持ち味を発揮する。そこからスタートしないチームづくりってあるんだろうか。そもそもそれはチームと呼ぶのだろうか。もしかするとそれもチームの形のひとつかもしれないけど、そういうチーム作りはしたくない。