園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

8月9日(金) 自信を持って言い切る

大学生が施設の視察に来てくれました。市役所にインターンシップで来ているようで、介護現場での人材確保がどのように進んでいるか、どんな工夫をしているか、そんなことを研究しているそうです。現在の職員数、平均年齢、男女比、平均勤続年数、職員定着のために取り組んでいること、SNS等での情報発信が人材確保につながっているかなどなど、様々な質問をされました。それに1つずつ答えながら、取り組んでいることをいかに魅力的にアピールしていくか、その方法を磨いていかなければと考えていました。例えば、連続した休暇を取得しやすくするための制度を作ったんですが、「そういうことをやっています」だけでなく、「こういう思いで制度をつくり、それを活用してもらうことでこんな声が届いています。こんな変化も見られています。」といった風に、背景や効果を誰にでもわかりやすい表現にしないと伝わらないし、そうやって表現できないものが魅力的な制度になっていくわけはないと思うからです。日本人が謙遜は得意だけどアピールは上手くないとよく聞きます。例にもれず、自分も謙遜することが多いです。かっこつけて謙遜しているとかでは全くなく、自分のやっていることを「すごいでしょ!」とアピールするほど自信を持っていないし、そもそもやっていることが「これでいいんだろうか、他にいい方法があったんじゃないだろうか」とウジウジと考え続けてしまうだけです。でもそんなことでは伝わらないし、いいものはできないし、悩んで決めた後は動かすことに集中しなければスピードは上がっていきません。今回のような質問に対しても、ためらうことなく「こんなことをやっています。こんなことが私たちの職場の魅力です。」と言い切れるようにならなければと思いました。そのためにできることは、その答えが素早く出てくるような準備を普段からしておくことなんでしょう。