園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

8月10日(土)、11日(日)、12日(月)

10日(土)
毎年恒例の盆参りが午後からスタート。年々暑くなっているが、自分が感じる暑さはそれほどでもなくなっていることが不思議。暑い格好をしているのにも関わらず、暑いとは感じるけど気分が滅入るようなことはない。年齢を重ねてくるとこうなるのだろうか。数軒まわっていると、エアコンのついていない家にあたることも。この暑さでエアコンなしは心配になる。国が主導して暑さ対策をとっていくくらいのことがないと、こういう家は減っていかないのではないかと思う。

最初のお宅に向かう途中に海岸沿いの道に救急隊がたくさんいるところに遭遇。よく見ると帰省してきた人たちで海は賑わっており、何ごともなければいいがと思いながら通り過ぎる。翌日の新聞で県外の方が亡くなられていたことを知る。

11日(日)
お盆参り2日目。この日から午前と午後の両方。毎年お参りをしている家がほとんどなので、お子さんやお孫さんの帰省が減っていたり、病気で入院しておられなかったりと、年々変化していることがわかる。そういった様子を見ていると地元に対する危機感ばかりが募ってくるが、こうやって課題を直接見ることができているのをプラスにしたい。

12日(月)
お盆参り3日目。前日までとちょっと暑さの質が変わったように感じる。暑さが身体にこもるような感じ。徒歩で移動する区間が少しあるので苦労した。数は少ないが、家族全員でお参りしてくれる家庭もあり、こうした姿を見るたびにすごいことだと思うようになった。宗教とはこうやってつき合っていくものだとちゃんと伝承されていて、またそれが簡単ではないこともわかるから、余計にそう思う。こういう姿を他の家の人が見ることはもちろんないだろうし、だとすると知ることもないだろう。この様子を広く知ってもらう機会を作ることも意味があると思う。