園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

9月28日(土) 彼岸花

朝はさくらこども園の運動会に少し顔を出した後、隣の市の図書館で本の返却と新たな本を借りた。最近の関心は人権問題にあるようで、気づけば同じようなテーマの本を選んでいる。保育も介護も人と関わる仕事で、どんな人権意識を持っているかがはっきりと現れてしまう仕事だと思っている。子どもでも高齢者でも、どんな性別でも、障がいがあってもなくても、認知症であってもなくても、病気をしていてもしていなくても、どんな人の人権も尊重されるべきなんだけで、意識して見ていると「ああ、まだまだなんだな」と思うことがたくさんある。”こうあるべき”の基準を自分の中にしっかりと持つために勉強が必要で、そのためにもしばらくは読書量を増やす予定。

午後はランニング。あちこちに彼岸花が咲いていた。飢饉の時は毒を取り除いてデンプンを食べていたとか聞くと、ちょっとだけ試してみたい気持ちもわいてくる。めんどくさいから試さないけど。

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帰ってきてからは準備をバッチリ整えてラグビーをテレビで観戦。ほーんのちょっとだけ勝つことを期待していたというか、期待しすぎると負けたときのショックが大きそうだから期待していないフリをしていたというか、とにかく落ち着かない状態で観戦がスタート。アイルランドは強いけど、フォワードがゴリゴリ押してきてトライを決めるのではなく、サイドにキックパスをして決めたり、こぼれ球を押し込む形で決めたりと、得意の形で決めることができていなかったのが不思議だった。とにかくよく守り、大事なペナルティーキックをよく決めたことで、前半は9−12。上出来。もしかしたらと思い始めたのは後半が始まって日本の選手の方が動きが上回って見えるようになってから。ロシア戦と違ってボールを落とさないし、しつこく守りながらペナルティーも取られないし、いけるかも!と思い始めたところでトライが決まる。思わず絶叫してしまった。78分の時点で応援しかしていないのに疲れでやや放心状態になり、アイルランドのキックがタッチラインを割ったときは力が抜けてしまった。開催国の利は当然あったと思うけど、それでもすごいこと。あと2つ勝ってぜひ決勝トーナメントへいってほしい。

ラグビーはランキング上位のチームとそれ以外のチームは、順位ではそれほど離れていなくても力の差はものすごく大きいと聞いてきた。実際その通りの結果になることが多かったわけだけど、それも過去の話になりつつあるんじゃないかと思う。昔は伝統がある国がその技術や精神をうまくつないで強さを保っていたと思うけど、トレーニング技術や情報技術の発展によって、強くなるための情報を得て、それをトレーニングで身につける方法を、どの国でも手に入れられる状態になったため、上位との間にあったバカみたいに大きい差が少しずつなくなってきたんじゃないかと。だとすると日本にもまだまだ上へ進むチャンスはあるし、上位以外のチームが相手でも油断できないしと、新たな段階に入ってきたんじゃないだろうか。いやー、ラグビーは楽しい。