園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

16/21『面白くて眠れなくなる植物学』

21冊チャレンジの16冊目は『面白くて眠れなくなる植物学』(稲垣栄洋)。著者が出演していたラジオを聞いて、すぐに興味を持ってしまった本。植物の強みと弱みを淡々と解説してあるのが面白く、間違った知識を持っていたことにも気づかされた。

 

植物とフィボナッチ数列の関係とかは聞いたことがなく、へー!の連続だった。特に興味深かったのは雑草の話。雑草の種子の多くは光が当たると芽を出す性質を持っていて、草取りなどが行われてまわりの植物がなくなって土に中に光が当たるようになると、今がチャンスとばかりに芽を出すらしい。きれいに草取りをするとあっという間に雑草が芽を出してきて、かえって雑草が増えてしまうことがあるのはこのため。じゃあ土の中に光が届かないように草取りをしなければ、今生えている草はどんどん生長する。結局どうすることもできないわけで、うまく共存していくしかなさそう。雑草も奥が深い。