園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

24/50『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』

50冊チャレンジの24冊目は『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(木下斉)。最近木下斉さんのVoicyを聞くようになって、以前読んだ本ではあったけど再度考え直してみようと思って読むことにしました。

地域を再生するため何を考えどうすべきが書かれているけど、仕事の進め方や判断基準の参考になることも多いです。実際に以前読んだ時にも同じことを考え、真似した取り組みが今も残っていて、「そうか、この取り組みはこの本から影響を受けたものだったか」と思い出しながら読みました。ビジョンがあるだけでなくロジカルであることも重要だと、ごく当たり前のことを再確認できる本です。

組織に勤め、毎月定期的に給料が振り込まれる働き方をすると、目の前でお金のやりとりが発生するのを見ることは少なくなる。自分で何か商品を売ったり、サービスを提供して対価を得たりして生計を立てることのリアリティが低くなるのも当然だろう。組織に属して世の中の大きな仕組みの一部として役割を果たすことも大切だが、もっと小さなスケールで経済を直接感じ、経営を理解することは地方にとってとくに大切なはずだ。

この文章はグサリと刺さります。どれだけリアリティを持って経済や社会の仕組みを感じているか、それを感じるのに適した場所に立っているか、もし適した場所にいるなら感じ取る努力をしているか、そんなことを考えさせられました。