【過疎×保育 その5】地域に対する所属感
地域に対する所属感
子どもたちには自分の力を発揮できる場所で活躍してもらいたいという思いがあるのと同時に、できれば地元に戻ってきてもらいたい、それができなくても地元に関心を持ち続けてもらいたいという思いがあります。
そのためには、まずはこの地域で楽しく遊ぶ体験が必要です。楽しく遊んだ体験は、自分はこの地域に所属しているという所属感を持つことにつながり、所属感が安心感となり自発的な活動を促すことにもなります。
こども園では地域全体を活動スペースと考え、一日中地域の中で過ごす「もくもくの日」を設定しています。
行き先は子どもたちが決めます。雨の日でも出かけます。目的へ向かう途中で興味のあるものを発見したら、そこでたっぷり時間を使って道草するのも自由です。そんな体験ができるのがもくもくの日です。
地域の山の中だけでなく、川や海、路地裏、仕事場など、地域の資源を使わせてもらって満足いくまで遊びます。この満足感が地元に対する所属感を確かなものにしてくれると考えています。