園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

31/50『ルールの世界史』

50冊チャレンジの31冊目は『ルールの世界史』(伊藤毅)。世界のルールはどう変わってきたのか、このことについて単純に興味がわいたので読んでみました。

思っていたほど深掘りはされておらず、読みやすいといえばそうだけど、もっと複雑な考察もほしかったと思う内容でした。

守られないルールはより良いものに変える余地があるということで、そうやって変わってきたスポーツのルールは実際にスポーツをおもしろいものに変えてきた。一方で、世の中のルールや会社のルールは、より良い方向へ変わったという例がほとんどない。こんなことが書かれていましたが、ほんとにそう思います。

そしてルールの目的は、そのルールを設定することで「楽しそうな未来像」がある、見えていると書かれていて、それはまさにその通りだと思います。人を縛って苦しめてしまう、楽しさを奪ってしまうルールは、本来のルールではないと考えすぐにでも改めるべきなんでしょう。