園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2023年8月

【御社の事業計画には】

先日ある業者から新しい介護機器の提案を受けたのですが、その提案の中で「御社の事業計画にはICTの積極的な導入とあったので、この機器を活用してもらうとICT化はより進められると思います。」と担当者が話されたことが印象に残りました。確認したわけではありませんが、その担当者は事前に花の村のことをHPで調べ、事業計画を読んだ上でそう説明をされたんだと思います。

このような説明を聞くと、考えていることを理解した上でこちらに合ったものを勧めてくれていると感じられるため、かなり安心感があります。もちろんそのように思ってもらうための営業手法ではあるんでしょうが、だとしても事前に時間を使って下調べをしてくれているのはうれしいことです。

以前よりは少なくなってきましたが、「御社にとって有益な提案をさせてください」と電話をかけてきているのに花の村がどんな事業を行っているかを知らなかったりと、少し調べれば分かるであろうことを調べずに連絡してくるケースもあります。同じ提案を受けるとしたら、やはりこちらに関心を持ってちゃんと調べてくれている人の話を聞きたいと思いますよね。

 

【相手のことを知る】

花の村の事業で大切にしなければいけないことは、実はこれと同じだったりします。花の村の事業の基本は「ひとりを大切にする」。それを実践するためにまずすべきなのは、相手をよく知ることです。どんな人なのか、どんな状況にあるのか、どんなことを求めているのか、といったことを十分に把握した上でその人に合った計画が立てられ、その上で介護や保育が行われていきます。「ひとりを大切にする」ためにみなさんが行ってくれていることです。

相手のことを知ろうとして動いているとその思いは相手に伝わっていくはずですし、思いが伝わると介護や保育に対する安心感も増していくはずです。「ひとりを大切にする」ために相手に関心を持って深く理解し、安心して花の村の事業を利用してもらえるようにしましょう。

このことに関してもう1つだけ。例えば研修を受けたりする際に講師のことを事前に調べておいたり、見学先のことを調べてより多くの情報を掴んでおいたりすることもおすすめです。それをしておくことで研修や見学の学びの質は格段に高くなります。これから関わるであろう人や場について関心を持って調べておくことはプラスになることしかないので、少しだけでもいいので時間を作って調べるようにしてみてください。

 

【逆算思考で】

今年度も4ヶ月が過ぎました。1/3が過ぎたこのタイミングで、各事業所で計画した事業がどの程度進んでいるか一度確認してください。目標には掲げているけどまだできていないことがあれば、それを残り8ヶ月でやるためには9月にはコレを準備して、10月にはアレに取り組んで…と、逆算思考で具体的に計画を立て直すことが必要です。

逆算思考とは、ゴールと期限を定め、そこから実現するための手順を洗い出して実行していく考え方で、事業においては絶対に必要なことです。目標を立てたら締め切りから逆算して今何をすべきかを考えるようにしてください。残りの日数が少なくなるとできることも限られてしまうので、目標の点検や見直しは少しでも早いほうがいいです

 

【暦は立秋ですが】

8月8日は立秋でした。空の雲の様子や虫の鳴き声などから秋の気配を感じるようにはなりましたが、暑さはまだまだおさまりそうにありません。台風などの発生状況も気になります。先月も書いたことの繰り返しになりますが、災害にも体調にも十分に気を配りながら、少しでもいい状態で過ごせるようにみんなで声をかけ合っていきましょう。