園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

高校2年生が見学に来てくれました

某高校の授業で地域の様々な企業を見学する「地域再発見バスツアー2023」が企画され、見学先の1つとして選んでもらったので法人事業を案内しました。

まずあさりこども園で弁当を食べてもらい、せっかくなので子どもたちの様子も見てもらうところから始まりました。次に花の村温泉のホールへ移動して事業内容の説明。いつもはその説明だけで終わっていたんですが、今回は法人が直面している大きな課題、法人だけではどうにもできないだろうけど、でも考えなくてはいけない課題についての説明もしました。

その後はさくらこども園グループホームさと・やかた、デイサービスセンターと見てもらい、

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花の村温泉ホールで質疑応答の時間を設けて終了しました。

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最初の説明の中で話した課題は2056年には介護職員が122万人も足りなくなる話です。

www.nikkei.com

この記事にあるように、介護職員が足りない、介護を受けたくても受けられない人が当たり前のように出てくるときが、間違いなくやってきます。自助・共助・公助の「公助」が成り立たなくなるということで、自助・共助のあり方を見直す、今までにはない介護のかたちを考える必要があると考えています。そしてそんな時代を生きることになる若者にはこの事実をちゃんと伝える人が必要だと思ったので、こんなややこしい話をしました。

時間が十分にあるわけではない中で、何に絞って伝えるかはいつも悩みます。今回は介護の課題を話しましたが、それがどう受け取られたかは興味があります。聞きたかったのはそういう話ではないという意見があっても、それもちゃんと受け止めます。