園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

No.103 2009年7月22日の日食

来週水曜日、7月22日には日本全国で日食が観測できます。残念ながら島根県で見られるのは部分日食ですが、奄美大島北部や屋久島、種子島南部などでは皆既日食も見ることができるようです。部分日食では、太陽のまわりのコロナや太陽表面から吹き出ている赤いプロミネンスなどは見ることができませんが、部分日食も十分おもしろいようです。部分日食には部分日食の楽しみ方があるようで、その一部を紹介したいと思います。

当然のことながら、日食の日は、何を置いても晴れることを期待しましょう(現在の週間天気予報では、残念ながら曇りですが・・・)。

その① トゲトゲ木漏れ日
部分日食を楽しむには、まず木漏れ日が見える所で部分日食の時の影を見ましょう。その影の中の木漏れ日が皆、三日月になるトゲトゲしさを味わう事が大切です。

その② 天変地異
ほんの少しだけ西の空に雲があると、空を動く月の影を見る事ができます。この影がぐんぐん近寄ってくる不気味さと、同時に巻き起こる大風が、ますます天変地異をかもし出してくれてワクワクしてきます。

太陽という絶対的なものがこのような状態になることを、昔の人は不思議に思ったことでしょう。また、不安にもなったでしょう。ですから当然、この日食に関しての民話や神話が残っています。日本でも有名なものにアマテラスが天岩戸に隠れて世の中が闇になるという話があり、これは日食を表したものだという解釈があります。神秘的な宇宙の出来事を、こんな話をしながら楽しみに待つというのも、子どもたちにとって素敵な経験になると思います。

22日は至る所で日食の観測が行われるようですが、保育所でもちょっとした日食観察をひそかに計画しています。午前9時40分頃から始まり、最も欠けるのが10時59分、ということです。皆さんも部分日食を楽しんでみられてはいかがですか。