園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

3月27日(水) 幼児教育振興プログラム策定WG

幼児教育振興プログラム策定WGに出席。様々な立場から出てこられている委員のみなさんの意見を聞いているだけでも勉強になる、そんな貴重な会だと思っている。いろんな意見が出るのは座長の采配の素晴らしさがあると思っていて、たくさんの意見の要点を一瞬で掴んでしまうところは憧れてしまう。

今回はプログラムの具体的な内容を議論した。現段階で70ページを超える冊子になりそうで、果たして気軽に読んでもらえるか疑問はあるが、簡易版も同時に作成することでそのあたりは何とかなりそうな気はする。このプログラムのポイントは現状や課題を広く認識してもらうことにもあると思っていて、そこから自園の取り組みを見直す動きが広がると、それだけでもずいぶん前に進むのではないかと思っている。

島根県の教育・保育の現状と課題

①全国に比して0〜2歳児の幼児教育施設の利用率が高く、特に「0歳からの教育」という視点が重要であること。(0歳児26.2%、1歳児70.7%、2歳児80.5%が幼児教育施設を利用)

②幼小連携・接続に関しては、卒園児・入学生の状況や幼児教育施設と小学校の近接状況などから「1対1」「1対多」「多対1」など様々な組み合わせがあり、そのそれぞれにおいて交流、連携、接続の状況が異なっていること。

③保育の質の向上に関する、全国的な計画等の編制・見直し、園・所評価の実施、公開保育の実施、研修の受講状況についても各施設において様々であること。

④本県では、0歳からの幼児教育施設の利用率が高いことから、保護者に対する子育て支援についても、幼児教育施設を通じてその支援や指導が行われることが効果的であると考えられること。

⑤地域の教育資源の活用について、施設種、資源の種類によって活用状況に差がみられること。

 

この5つの課題から自園のことを考えてみると、見直しをスタートさせた③、新たな関係ができることで話し合いが進みそうな②は来年度ちょっと力を入れる予定。①④⑤も、当然やっていくけど。