園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

8月27日(火) こおり鬼

ある子が「こおり鬼」をしようと他の子に声をかけました。「よしやろう!」と周りの子が集まってきます。最初は鬼を決めるためのジャンケンです。3人以上でするジャンケンは大人でもややこしいのですが、そこは難なくクリアして鬼が決まりました。さあ、こおり鬼の始まりです。みんな元気よく逃げ回って楽しそうです。でも鬼がなかなか他の子をタッチすることができません。3分ぐらい追いかけていたでしょうか。まだタッチすることができません。鬼の子はそれでも楽しそうに追いかけているんですが、他の子が展開の少ない状態にもの足りなくなってきた感じです。走り疲れたみんながなんとなく集まってきたところで、ある子が「鬼を交代しようか」と提案をしました。その提案は鬼をしていた子のプライドを傷つけてしまうのではないか、他の子もそれを認めないのではないか、そんなことを思って見ていたんですが、その予想に反して「そうしよう!」と次の鬼を決め始めました。そして先ほどの子よりも動きの素早い子が鬼となり、こおり鬼が激しく展開し始めました。子どもたちは自分たちで決めることでより楽しめる方法を見つけていくことができるんだ、こうやってみんなで楽しさを作り出し、その楽しさを共有することができるんだと、嬉しくなりました。そんな子どもたちの様子をゆっくりと見させてもらいました。

f:id:meg_ai:20190827223729j:plain