園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

自分だけのストーリー

明日から12月。時間が過ぎるのが早すぎますね。今年はいろいろあり過ぎたからなのかもしれませんが、気づけば年末です。

11月は外部の仕事も増えてきたのに加え、人に会うことを意識して増やしていることもり、考えさせられることが増えています。人に会うのはinputの一つと考えているので、会って楽しかったではなく、そこでの話を自身の行動や事業に反映させなければもったいないです。減っていたinputを増やしている目的は、outputの量を増やし、ついでに質も上げていくことです。なのでinputを整理すること、例えばブログを書いたりツイートしたりすることも増やしていきたいと思っているんですが、なかなか習慣化できないんですよね。それが課題です。

ということで、11月の出来事でどこにも書いていないことを短く記しておきます。

 

6日に江津市総合社会福祉大会に参加してきました。

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社会福祉の発展に功績のあった方の代理で出席し、表彰状を受け取るのが役目です。例年であれば400名以上の出席者があり、表彰だけでなく活動発表なども行われる大きな大会なのですが、今年度は感染症対策のため表彰者と実行委員のみの30名程度の会でした。代理なので当然感慨とかはなかったわけですが、他の受賞者を知ることができたのはよかったです。受賞の条件が長年社会福祉事業に携わっている人であるためほぼ高齢の方になり、若い人は受賞者、表彰された取り組みに対して関心を持ちにくいはずです。ですが今回の私のように代理出席をすると、どんな方が地域福祉に貢献してこられたのかを直接知る機会になり、知らなかった方や知らな知らなかった取り組みを知ることになり、これはこれでいい機会になります。例えば受賞者の取り組みを受け継ぐ人がいる場合はその人に代理で表彰状を受け取ってもらうことにするとか、そうやって地域福祉の取り組みが広く知られるように工夫することで福祉の輪が広がることに少しは効果があるかもしれません。受賞は本人のものなので代理出席を薦めるのは難しいでしょうが、そんなことを考えたりしたわけです。

 

19日は保護者・高校の教職員・企業・行政の4者が一堂に会し、石見地区にどんな企業があってどんな事業を行っているかを知ってもらう場「4者フォーラム」に参加してきました。

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当初は企業の事業紹介をしてくださいと言われていたんですが、1週間前に「説明者本人のストーリーをできる限り多く話してください」と内容修正の連絡を受けました。高校生に説明することを想定した場合、事業内容を細かく説明することも大事だけど、そこで働いている人がどんな人なのか、どんな思いで仕事をしているのかを聞くことで企業を知ることもできるはずだし、その方がより届くのではないかと考えたそうです。当日は高校生ではなくその保護者に話すわけですが、その内容でやってみたいということでした。

以前、会社説明会は「会社の説明」会ではないと聞いたことがあります。自分が成長できる企業なのか、自分の人生が豊かになる企業なのかを見極めようとしている人に対して、淡々と事業内容を説明するだけでは確かに十分ではありません。事業内容の説明もするけど、それ以上に説明しているのはどんな人間なのかを話した方がいいはずです。いい機会なので、自分だけのストーリー、今回は10年間ランニングを続けてきた中で体験したこと、考えたことが事業の考えにどうつながっているかを話すことにしました。走り始め、フルマラソンに挑戦し、シューズからワラーチに変え、100kmマラソンにも挑戦し、裸足でも走るようになったストーリーを通して、事業の理念、職員に求めているものを話してみたんですが、結構関心をもってもらえたようで安心しました。

人前で話す機会は増えてきたんですが、自分だけのストーリーを話すことはあまりしていませんでした。でも話す人のストーリーがあった方が集中して聞いているよなあと、自分自身のことを振り返ってもそう思います。今回話したことをどこかでちゃんとまとめておくといいんでしょうが、もう少し先で取り組むことにします。