園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

みんなで3days その①

記録をとっていなかったので定かではないですが、おそらく10年くらい前のことだと思います。職員全員の有給休暇の取得率がなかなか上がらなかったので、3日間の連続した休みをとってもらう取り組みを始めることにしました。3日間の休みくらいとりたい人が自由にとればいいでしょ?有給休暇なんだから好きなようにとればいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、私たちの園では(他の保育園も似たような状況?)何もせずに有給休暇の取得率が上がる気配はなかったし、長めの休みをとるのは少数で、ほとんどが単発の休みをとるといった状態でした。

理由はいろいろあったと思っていて、

①職員数に余裕がなく休みがとりにくい
②他の人があまり休んでいないのに自分だけがとるのはちょっと…
③休む時は他の人に仕事を代わってもらう必要があるが、それをお願いすることに少し抵抗がある
④休んでいる間に仕事がたまってしまう
⑤子どもの病気等でよく休むと思うので、そのときのために有給休暇をとっておきたい

といった声は以前から聞かれていたし、そんなところだろうと考えてました。

 

まず①。確かに職員数に余裕がある状態ではなかったかもしれないけど、数人が休むと全く保育ができないほどではなかったはずです。人員的なことよりも業務量が問題だったかもしれません。なので①はどうにかできると考えました。

次に②。これはよくわかります。全然気にならない人もいるんだろうし、そんなことを気にするのは変だとは理解しているんですが、気になる人はどうしても気になってしまうものなんでしょう。だったら全員が同じように長く休んでしまえば誰も気にならなくなるんじゃないか。休みをとることは当たり前のことと考える職場に早く変えていかなければ、としか考えられませんでした。

 

《その②へ続く》