園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

みんなで3days その④

そして軌道に乗ってきたことで今度は法人全体でその休暇を実施し、有給休暇ではなく特別休暇に切り換えました。有給休暇取得率を上げるためにスタートしたのに特別休暇にする取得率が下がってしまう矛盾が出てきますが、現段階では休暇のとりやすさをみんなに感じてもらうことを優先する、有給休暇取得率向上は長期的な取り組みにする、有給休暇取得率が低くても他の休みがそれを大きく上回ればいい(問題はあるだろうけど)と考えることにしました。

 

この休みを続けてきたことについて職員は今どう考えているか聞いてみたところ、この制度が当たり前になったので特に何も…とか、休みはまあまあとりやすくなったかもとか、好評なのかどうか分からない反応でしたが、実際に休みは増えてきているのでそれだけで十分です。他にはこんな話が聞けました。子育て中の職員いわく「長い休みがあると、家族と過ごす以外に自分だけの時間も作れているので嬉しい」とのこと。子どもと過ごすことも大事にしながら、でも子どもから離れて自分だけの時間を大事にする、このバランスがとれていないと休みが充実し仕事も充実する、そのサイクルにはなりにくいのかもしれません。

次は月〜金までの5日間の休み(前後の土日と合わせると最長9日間)を全員がとることを計画しています。本当はそれを2回とってもらうことを提案したんですが、管理者からまずは1回からとお願いされました。最終的にはこちらが取り方の提案をせず自分のとりたい休みを自由にとってくれるようにすることが目的なので、まだまだ道半ばではあります。次の仕組みを考えなければいけません。

 

というのが私たちの園(法人)で行ってきた(いる)休暇の取り組みです。それに伴う業務の改善には全く触れていませんが、そちらもいろいろやってきました。それはまた別にまとめたいと思います。

 

《終わり》