園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

01/50『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~』

昨年は無事40冊読むことができたので今年は50冊に挑戦。いろんな人の考え方に触れることが目的なので、できるだけ幅広い分野に手を出していくつもり。せっかく読むなら本業に関係するものを読むべきでは?とも考えたけど、”読むべき”本より"読みたい"本の方が精神的にもいいだろうし、本業関係を読まないわけではないので、あまり条件をつける必要はないかなと。ということで50冊チャレンジの1冊目は『創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~』(若新雄純)。

地元の女子高生が主役となってまちづくりをおこなう実験的なプロジェクト「鯖江市役所JK課」、全員がニートで、全員が取締役の「NEET株式会社」、違和感とバカらしさで就活をやめた若者のための就活サービス「就活アウトロー採用」など、どうやったらそんな考えが?と思うような事業を次々とスタートさせている若新さん。「かたい」ことを否定はしないけどもっと「ゆるさ」があってもいいんじゃないか、変化の大きい時代は「ゆるい」状態こそが次の新しい「かたい」状態へ移行するためには必要なんじゃないか。そんなことを考えさせらる内容。

「おしゃべり」の大切さにも触れられていて、非生産的なおしゃべりをもっと容認すべきではという考えにはなかなかの説得力があった。さあ自由におしゃべりしてください!とは言わず、でもそこにいると自然とおしゃべりをしてしまうような場を仕掛けとして作ることは取り組んでもいいかなあと。