園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

ややこし過ぎ

福祉職に対して新たな処遇改善を行うと、昨年から国が言っています。2月から支給を開始してくださいと言われていて、現在その内容について細かく確認し、国からも回答が出てきています。今までも不思議だったんですが、これは2月から支給を開始する処遇改善の話です。それを2月になってもまだ内容の確認をしないといけない状態です。他のこともこんな感じなんですよね。例えば別の処遇改善は、毎年4月から支給開始する計画書を求められるんですが、その計画書を作成するための説明会が10月頃に開催されたりします。前年のじゃないです。その年の10月、つまり支給開始の半年後に4月からどう支給するかの計画書の説明が行われているわけです。アクロバティックすぎます。それでも計画書のチェックは結構細かく行われたりします。変ですよねと訴えてますが、そうですよねと返ってくるだけ。市は県に急いでほしいと言い、県は国に急いでほしいと言い、その国は…。これは一体何を目指している仕組みなんでしょうか。今後改善されることはあるんでしょうか。

そして新たな処遇改善は、収入の3%程度(月額9000円相当)の引上げを行うと言っていて、その金額の表記も同じだったので、てっきり介護も保育も児童クラブも同じ内容で行われると思っていたんですが、それは勘違いだったようです。名称が全て違っていて、それぞれ「介護職員処遇改善支援補助金」「保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業」「放課後児童支援員等処遇改善臨時特例事業」となっています。実際に結構細かく違っていて、複数の事業を行っている法人は混乱していると思われます。私たちも混乱中です。そもそもの理解が間違っている可能性もあるんですが、決して分かりやすくはない制度です。なぜいつもここまでややこしくなるんでしょうか。