園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2022年2月

【自分たちも考えたい】
高角放課後児童クラブで、子どもたちから「自分たちのクラブのことを自分たちも考えたい」「自分たちの意見を聞いてほしい」と3、4年生から訴えがあったそうです。この訴えはしっかりと受け止めなければと子どもたちの意見と話し合い、勉強に集中するための場所と静かに過ごすための場所を作り直したそうです。そうすると今度は1年生がその環境に対してもっとこうしてほしいと意見を言ってきており、また話し合いを行うことになるそうです。

コミュニティーに所属していれば、自分とは違う意見に直面することは必ずあります。意見を表明し、違う意見があることを知り、それを調整する力はとても大切で、今回のケースはその経験ができる貴重な機会です。このような体験の機会を作ってくれていることを嬉しく思いますし、今後どんな形に展開していくかにも注目したいと思います。

江津市東部地区の食】
江津市東部の食の課題について考えています。昨年秋に移動販売車が業務を終了したため、食の確保の手段が1つ減りました。移動が難しい人には買い物代行も必要かもしれません。でも代行だと見て選ぶ行為は省かれてしまうため、買い物の楽しさは味わえません。市内には宅配弁当業者が複数あって、それを利用すれば家に弁当を届けてもらえます。大手企業の冷凍惣菜の宅配も充実してきています。ドラッグストア等で買えるレトルトの介護食も増えています。

ではこれらがあれば花の村の配食弁当は必要ないのでしょうか。いやそんなことはないはずと思っていますが、花の村の配食弁当は役割が違うと考えるだけでいいのか、それとも他の宅配弁当や冷凍惣菜とセットで食を支える方法を考えることが必要なのか、いろんなケースを考えています。江津市東部の食はどんな形で維持されていくことになるのか、どんな形になることが望ましいのか、みなさんも考えてみてください。

【晩ごはんは?】
事務の人たちが業務終了後に「晩ごはんは何にしようか?」と話しているのを聞くことがあります。仕事と家庭のバランスをとることは働く人共通の課題で、その中でも食はかなりのウエイトを占めています。家族構成や好みも違っているので他の人の食がそのまま参考になることは少ないかもしれませんが、それでも他の人と話しながら考えることができるのはいいですよね。仕事の課題も、家庭の課題も、気兼ねなく話せ、互いに支え合える職場であってほしいと思います。

【関心の薄い分野との接点】
個人的なことですが、昨年は読書の目標が40冊だったので、今年は50冊としました。本の選び方は自分の関心があるものを選ぶ場合と、ラジオなどで紹介されていたものを選ぶ場合があります。自分の知らない分野とも出会いたいので、そんな本を紹介してくれるラジオの情報はありがたいです。おかげで、バッタを探しにアフリカへ行く本、推し活の本、日本と中国の違いの本、料理を科学する本などに出会うことができています。関心の薄かった分野との接点ができるのは楽しい経験です。みなさんにもオススメしたいことです。