園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

18/50『知られざる皇室外交』

50冊チャレンジの18冊目は『知られざる皇室外交』(西川恵)。外国の大統領を国賓として招待するかどうかで議論されていることをニュースで知ったりします。でもなぜ議論するのかが分かりませんでした。国賓として招待し、天皇陛下がお迎えするのはどんな意味があるのかについてもよく知りませんでした。そんなわけで、単純に知らないことを学ぶ目的で読んでみました。

天皇陛下は政治には関わらないルールは知っていて、でも皇室が行っていることはどこかで政治とつながっていて、だからこそタイトルにあるように「皇室外交」と捉えることもできるという話はすんなり理解できました。上皇上皇后両陛下がどんなお人柄だったか、そして他国に対してどんな影響を与え、それが日本にとってどんな意味を持っていたかを知ることができ、このことを知った上で当時の行動を見ていたかったと残念に思ってしまうくらいです。今後も続く皇室外交のもつ意味を少しでも理解しておいた方が、日本と外国の関係を違った視点から見ることもできると思うので、できるだけ早いうちに読んでおいた方がいいと思う本です。