園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2022年3月

【丘の俳句】
小規模多機能型居宅介護合歓の丘の利用者さんの俳句が3月2日の山陰中央新報に載っていることを朝礼で話しました。俳句に詳しいわけではありませんが、どれも詠んだ思いが伝わってくるいい句でした。生活のこと、身の周りの自然のことだけでなく、合歓の丘のことにも触れられていました。一部を紹介します。

「栗ごはん丘に行けてありがとう」コスモス

合歓の丘で栗ごはんが出たのでしょう。そのときの心の動きが伝わってきます。

「秋ビール食欲増進火金は休み」森田勝博

火金は合歓の丘で泊まりを利用するためビールはお休みとなります。こちらは多少の残念さも感じられます。

このように花の村に関わっている方々の活動が外部で取り上げられたときは、職員のみなさんとできるだけ早く共有したいです。今回のように新聞にとりあげられたこと、作品を展示会に出品したことなど、いろんなケースがあります。伝える場としては朝礼が主となるでしょう。事業所を超えてそうした情報を共有するために、朝礼参加者は積極的に情報を出してもらい、みんなで利用者さん一人ひとりの活動にも関心を持つようにしましょう。

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【配食、はなはな、さと】
花の村の配食弁当は、実は少し複雑です。呼び名は「配食弁当」でも、①市から委託を受けて配っているもの、②市の委託とは関係なく花の村が独自で配っているもの、③合歓の丘(小規模)と合歓の杜で昼と夜の食事として食べてもらっているもの、この3つがあります。このたび弁当の料金を改定することになり、そのタイミングで名称も変えることにしました。①は今まで通り「配食弁当」、②は「はなはな弁当」、③は「さと弁当」です。

①「配食弁当」は江津市の配食サービスの決まりに従うものなので、自由に対象者や回数を増やすことはできません。②「はなはな弁当」は花の村が独自に必要性を判断できるので自由度は高いです。③「さと弁当」を食べることができるのは合歓の丘(小規模)と合歓の杜の利用者のみと、対象者は限定的です。①「配食弁当」③「さと弁当」を維持しつつ、②「はなはな弁当」を充実させる方法を見つけることが今の課題なんですが、まずこの3つの名前とそれぞれの違いをみなさんに正しく知ってもらうことから始めます。

【花を増やす活動】
環境整備委員のみなさんを中心とした花を増やす活動が始まっています。先日は9号線沿いの看板下で花を植える準備が行われていました。暖かくなってくると、看板下をはじめとして、施設のあちこちで花が増え、その花を介して会話や行動が増えることを期待しています。3月発行のハナハナ新聞に今回の活動について書いたので、ここにも載せておきます。「花の村」の名称に込められた思いも知っておいてください。

「花を増やします」
社会福祉法人花の村は名前に「花」がついていることから、「花がいっぱい咲いている施設なんですか?」と聞かれることがあります。実態はそんなことはないんですが、せっかく名前に「花」がついているのだから意識して花を増やしてみようという動きが出てきました。各事業所で花を生けたり花壇を作ったりして、花の村を利用してくださっている方に花を楽しんでもらうことは継続していき、それ以外の取り組みとして地域の人にも花を楽しんでもらうことを計画中です。たくさんの花とはいきませんが、今まで花がなかった場所で花を見かけるようになると思います。そんな変化を楽しんでもらえるとうれしいです。ちなみに法人名の「花の村」には、『一人ひとりが「花」であり、誰もが自らの個性を発揮して、よりよい生活と環境を享受できる場でありたい』という思いが込められています。

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