園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

困りごとをオープンにするといいことがある

午前中は近くのコミュニティーセンターに市役所や西部県民センターから地域振興に関わっている人たちが集まり、それぞれの立場からどんな協力ができるかを話し合いました。それぞれが独自の困りごとを持っていて、自分たちだけでは解決が難しいけど、それぞれが持っている資源を活用すれば意外とおもしろい方向に進んでいくなんじゃないかといったおもしろい話がたくさんできました。

相手の困りごとに対してはこちらが協力できることがあるし、こちらの困りごとにはこんな協力が得られそうといった、互いに困っていることをオープンにしないと絶対に出てこない解決のためのアイデアがポンポン出てきます。オープンにすることは大事です。

もっと早く相談していれば今頃はもっと取り組みが進んでいたのでは…とも思いましたが、今だからこんな話し合いができたとも言えると思います。困った時はいろんな人の意見を聞く、いろんな人に助けを求めてみるというのが大切なんだと改めて学びました。

ちなみにそのコミュニティーセンターはあと2年で補助金が減額されるため、なんとか収益事業を作らなければいけないそうです。コミュニティーセンターで収益事業というのはかなり大変そうですが、現在は作物の生産→販売、生産→加工→販売に取り組んでいるそうです。他のコミュニティーセンターとの連携もあるようで、各地域の特産品を融通し合って活動している話や、獣害対策とジビエ料理のコラボの話なんかも聞きました。

一緒にできそうなこと、一緒にするのは難しそうだけど間接的には協力できそうなことなど、地域との連携にはいろんな種類があります。地域との交流をあまり難しく考えず、互いに関心を持ち合うところから始め、できるところから協力し合うくらいの姿勢がちょうどよさそうです。

お土産もいただきました。地域の子どもたちと一緒に菌を打ち込んで栽培した見事なシイタケです。

 

午後は某高校2年生が施設見学ツアーがありました。見学の目的は以下の通り。

①地元に魅力ある活躍の場があることを知り、地元企業への理解を深める
②職種についての理解を深めると同時に、働くイメージをより鮮明に自分のものとする
③地元地域における今後の自らのあり方について考える機会とする

せっかくの機会なので介護部門の職員に協力してもらい、高校時代に将来の仕事をどう考えていたか、介護の仕事をしていてどんなことを感じているかなど、リアルな話をしてもらいました。その後の質疑応答では事前に用意したんだろうなと思う質問が多かったんですが、全体を通して介護の仕事について少しは考えるきっかけを作れたんじゃないかと思っています。介護の仕事や保育の仕事を選ばなかったとしても、これらの仕事に対して関心はもっておいてもらいたいとお願いしておきました。

若い世代に対して福祉の仕事の魅力を伝える取り組みは、今後もめちゃくちゃ積極的に行っていきます。見学でも説明でもたいていのことは対応できます。ぜひご相談ください。
社会福祉法人花の村 tel:0855-55-3131

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