園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

子どものこと

自分のことだけを考えていればいい時期は、その中で大変だったことはたくさんあったけど、今思えばたいした大変さではなかったよなあと思います。

子どもが小さいうちはとにかく大変でした。頻繁に問題を起こすし、頻繁に体調を崩すし、もちろん子どもがいて良かったこと、楽しかったことはもちろんたくさんありますが、同時に大変さも山ほどありました。

でも、そんな子どもたちも少しずつ親から離れていくんですよね。子どものことを考えて悩んだり、子どものために行動するのがしんどいと思ったりしていたのに、いざ離れることが目の前に迫ってくると、もっと子どものためにいろんなことをしてあげたいという思いばかり出てきます。不思議なもんです。

結局のところ、その大変な最中には、その時に体験していることの意味を全ては理解できないということなんでしょう。大変だとしか思えなかったことも実はそれだけではなかったと後で気づいたり、楽しいと思っていたことも実はもっともっと違う楽しさもあったんだと後で気づいたり。そんなことばかりなんだと思うし、これからもそうなんだと思います。

こうやってしんみりとした気持ちになっているだけではなく、新しいステージに向かおうとしている子どもを見ているとすごく成長を感じるし、新たな環境や人間関係の中で想像もつかない成長を見せてくれるような気もするし、かなり楽しみなのも事実です。

子どもと親の関係は離れたら終わりではなく、別の距離での新しい関係が始まるだけです。これからはうどんを食べる機会が間違いなく増えます。いろんなうどんを堪能しながら、新しい関係を楽しむことにします。

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