園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

40/50『センス・オブ・何だあ?』

50冊チャレンジの40冊目は『センス・オブ・何だあ?』(三宮麻由子)。レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』から来ているなら興味のあることが書かれているかもと、完全にタイトルだけで選びました。

そんなに深い話は書かれていないけど、著者の三宮さんが感じてきたことが丁寧に描かれていて、その感覚分かる!と共感できる部分も多くあり、思ったより楽しく読めました。『子どもたちと一緒に「何だあ?」を見つけ、感じる世界を楽しむ手がかりになれば』と書かれている通り、子どもたちが感じる不思議さを一緒に楽しむ例が書かれています。

章のタイトルの中のどれか1つにでも興味を持ったなら、読んでみることをオススメします。

○足の裏のアンテナ
○「雨を聞く」時間
○匂いが教えてくれるもの
○豊かな音の聞き方①細かく聞けばキッチン・シンフォニー
○豊かな音の聞き方②「大きな耳」で景色を聞く
○静かな時間を楽しむ
○本物に触る 「姿」から「背景」へ
○すてきな「初めて」を
○「集中の種類」を意識してみよう
○「錯視」ならぬ「錯感覚」
○「失敗」も「間違い」もしっかり感じる
○「かじる」の勧め

個人的なオススメの章は、『足の裏のアンテナ』『「かじる」の勧め』です。