54/70『地方創生の正体』
70冊チャレンジの54冊目は『地方創生の正体』(山下祐介、金井利之)。地方や人口減少に関する勉強はこの本で一旦終了とします。同じテーマについて書かれた本をまとめて読むことで、現状や課題について掴みやすくなるのを実感できたことは収穫でした。こういう勉強法は時間の確保が難しいけど結構新鮮な気持ちで取り組めるので、これは他人にもおすすめできます。
全体的に政治家や官僚の施策に対する批判が多く、批判自体は的を射たものではあるけど、もう少し著者の具体的な提案があればありがたかったです。国が勧めることを考えることなくそのまま受け入れてしまうことも、自分の体を使う覚悟なしで他の成功事例を真似したりすることも、もういい加減そのフェーズから抜け出さないといけない段階に来ていることはよくわかりました。