園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

55/70『看護師僧侶の妙憂さん!「いい死に方」ってなんですか?』

70冊チャレンジの55冊目は『看護師僧侶の妙憂さん!「いい死に方」ってなんですか?』(玉置妙憂)。看護師でもあり僧侶でもある玉置さんの本がおもしろくて、これが2冊目。医療と宗教をひっくるめて発言する人がこれからますます求められるようになると思ってます。

死が人生で経験する他のことと決定的に違うのが、「誰かに経験談を聞けない」「やり直しがきかない」「自由に時期を選べない」ことだと書いてありました。だから死を漠然と怖いと感じるんだと。でも、だからといって死の"わからなさ"を不安に感じすぎることはないとも。こういう言葉を発信してくれる人が周りにたくさんいると安心できる人は多いでしょう。

こんなことも書かれていました。

Q.介護や医療など、人の生死に接する職業の人たちは、どのように感情をコントロールしているのでしょうか?
A.意図的に感情をブロックすることで自分の心を守っています。

やってみないとわからないことの代表例でもあると思うけど、コントロールというよりブロックが確かに近いだろうなと。そうしなければ対応できないんだろうし、そのことを周囲の人が知った上で介護や医療に従事している人に接することも必要だと思っています。

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