園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

視察ツアー

おもしろい取り組みをしている話を聞くと実際に見に行きたくなります。現地に行かずにネットで情報を集めたりすることで得られるものもありますが、現地で見て聞いて体験することに勝るものはありません。ということで、北海道旭川市にある慶誠寺を見に行ってきました。

慶誠寺の住職は中央仏教学院の同級生。当時からおもしろい活動をしていて、今も変わることなくおもしろい活動を続けていました。いわゆるお寺っぽさが感じられない、ユニークな活動が多いです。ユニークでありながらしっかりとした仏教の考え方が根底にはあります。そしてそのユニークが活動が目立ってしまうんですが、地味だけど大切な基本的な活動は当たり前のように淡々と実践しており、それがあるからこそユニークな活動が成り立っていることがわかりました。

もう1つ感じたのは、ユニークな活動を住職本人が楽しんでいること。もしかすると好きなことをやっているだけという感覚なのかもしれません。お寺と相性のいい活動は何かと探すのではなく、人がやってうまくいっている活動を真似してみるのでもなく、自分の好きなことをどう実践すればお寺と共存できるかと考えることが必要なんだと思います。

 

旭川のおもしろい場所も案内してもらいました。杉村太蔵さんがつくった「旭川はれて」です。

www.asahikawaharete.com

・店舗の無償提供
・頭金、敷金、礼金不要
・退店時に原状回復義務なし
という条件に加え、
・一般的な定期契約
・一定期間同社の社員となって独立を目指す方法
・委託契約のもと厨房機器から設備・内装をすべて同社が用意し、売り上げの80パーセントで運営する方法
の3通りのプランを用意し、チャレンジしやすい仕組みを作っているのが特徴です。

様々なお店があって楽しめるし、出店社会の会長さんの話も聞くことができ勉強になりました。2023年初夏には下関にできる2号店「唐戸はれて」ができるみたいなので、そこがどう発展するかも楽しみです。

 

もう1つ、ベンチの多さが目につきました。多くの人が座っていたため写真はあまり撮れていませんが、ここにベンチがあったらいいなと思う場所にこれでもかというくらい設置してありました。芝生が多いのも印象的でした。

街中にあるものは人がたくさん座っていたため写真を撮るのはやめておきました。写真は観光施設のものですが、補導や店舗スペース付近に多く設置してあるのはうらやましい環境でした。

雪が多く降る環境であることも関係しているのか、観光客が多いからなのか、それとも地元の人の生活習慣からくるものなのか、それとも…といろいろ考えたんですが、よくわかりませんでした。それでもベンチを増やそうとしている最中だったので、街中のベンチが目につきました。もっと写真を撮っておけばよかったと後悔しています。