園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

10月11日 楽しい打ち合わせでした

ある保育園からの来客がありました。11月に行う見学会の打ち合わせが目的です。大きな保育団体があってそれらがそれぞれに様々な研修会を企画しているのが現状で、学びの機会はたくさんあるんですが、そこに自分たちが求めるものがなければ作っていくしかありません。ということで、この度見学会&勉強会を企画することになりました。

その打ち合わせをしていて感じたのが、やる気がむちゃくちゃある人との話はとても楽しいということです。こんなことをしたらどうか、いや別のやり方もあるんじゃないかといった話がどんどん進むし、人任せな感じは一切ないので安心して企画を組み立てていくことができます。やる気があるのかどうかわからない人と企画会議をしてしまうと、本当に学びを求めているかどうかがわからず中途半端なことしかできなかったりします。

今後この見学会のようなことにどれだけ関わり続けることができるかわからないので、変な遠慮やガマンの必要のないメンバーと学び続けたいとあらためて思った打ち合わせの時間でした。

 

話は変わりますが、少し前にある人と話をしている中で言った言葉がずーっと引っかかってました。

守破離という言葉があるが、ある程度真似をしたらそれで理解できたと思い、自分のやり方でやってしまう人がいる。そういう人を見るとまだ何も掴めていないのに自分のやり方を始めるなんて浅いなあと感じてしまう。守から破、離へと移るのが早すぎるのはどうなんだろう。」

という内容です。

それを聞きながら、守破離のタイミングは誰かが決めたものに従う必要もないし、それぞれのタイミングの良し悪しを決める基準があるわけではないし、ましてやその人の決断を浅いと他人に言う必要もないし、そもそも・・・といろいろ考えてモヤモヤモヤモヤしていました。

確かに1つの方法として守破離は大切な考え方だと思います。でも逆の離破守だってあってもいいはずです。遠く離れたところから眺めることによって初めて見えるものがあり、その見えたものを元に独自のやり方を試し、その経験を経て基本に立ち返る方法だってあっていいはずです。それを自分の思う守破離と違うからといって第三者が浅いと言ってしまうことに対しては違和感しかありません。これ以上モヤモヤしていても仕方ないので、視野が狭い人だなーと思って考えるのはこれで終わりにします。