園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

11月8日 企業見学バスツアー

今日は隣の市の高校の「保護者と教職員のための企業見学バスツアー」の受け入れをしました。生徒の見学を受け入れたことは何度もありますが、保護者と教職員のツアーは初めてです。保護者と教職員が地域貢献を行っている地元企業を見学することで企業の取り組みを理解し、生徒の進路指導に活かすことが目的の活動と聞いているので、喜んで協力させてもらいました。

ただ生徒と保護者とでは聞きたいことが違うはずで、どんなことを聞きたいんだろうかと、ここ数日はそのことを考えていました。プレゼンをするとき、今までは自分の伝えたいことをいかに伝えるかばかり考えていました。でもやはり相手の聞きたいことを話すのが一番伝わりやすく、だから相手がどんな人でどんな目的を持って聞きに来てくれるのかを考えて、その上で自分の話したい内容を工夫するという順番であるべきだと思うようになりました。

そんなわけで、今回は県外ではなく地元で働いているからこそ見えたことについて初めて話してみました。これが今回来られた方の聞きたかったことかどうか分かりませんし、伝わったかどうかも分かりません。ですが今後も相手に合わせていろんな伝え方を試してみることにします。明後日は市内の高校2年生が見学に来てくれます。その人たちが聞きたいことを当日まで考えてみます。

 

木下斉著『まちづくり幻想』(73/80)を読みました。

まちづくりをしていこう、地域を何とかしていこうと考えている人が気づかないうちに囚われてしまっている「まちづくり幻想」について、非常に分かりやすく説明されています。全く遠慮せずに思ったことをはっきりと発言される著者なので、大事なことがシンプルに表現されていますし、まっすぐに伝わってきます。地域を何とかしたい人、地域をなんとかしようとしている人をサポートしたい人は読んでおいた方がいい本です。

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