園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

2023年3月に読んだ本

『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 Emily Wapnick著

ある人がFacebookでこの本を紹介していて、実際にマルチ・ポテンシャライトとしての活動を本格的に開始しているのを知って、読んでみようと思ったわけです。そのある人の記事がこちら。

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もともとマルチ・ポテンシャライトの人で、そのことに自信を持っているように思っていたけど、そうじゃなかったのが驚きでした。マルチ・ポテンシャライトの人はそのことに自信を持てていなくて、だからこそそれを肯定するこの本のような存在が必要なんだと分かりました。

本の中にあった、マルチ・ポテンシャライトであることを理解してくれない人にどう対処するかの方法がおもしろかったです。「自分の大事な人からの意見か、確認する」に加えて「あなたを信じてくれない人たちから離れる」と書かれています。信じてくれない人たちから離れることは、他のことでも参考にできる方法であるはずです。「何とかがんばって理解してもらうように…」という考えが中心だった時代もありましたが、今は「離れる」ことの方がより良い行動として認められるようになっています。とてもいい傾向です。信じてくれない人、理解してくれない人に必要以上に惑わされることなく、楽しく仕事に取り組むことがもっと進んでいくんじゃないでしょうか。

 

『最後の授業』ランディ・パウシュ

死ぬ前に最後にもう1度だけ授業をするとしたらどんな講義になるだろうか?
それを形にする「最後の授業」がいろんな大学で行われているようですが、実際に余命半年の教授が行った文字通りの「最後の授業」を行ったランディ・パウシュ氏の話です。もしも自分が最後の授業を行うとしたら?授業でなくても今日が最後の仕事の日であったら?と、今行っていることへの取り組み方を考え直すきっかけをもらえる本です。

 

『たのしいプロパガンダ』辻田真佐憲著

プロパガンダはエンタメの中に自然と紛れ込んできているというか、エンタメのような楽しさの中に入り込めるものでなければプロパガンダとして機能しないと言った方がいいかもしれません。プロパガンダには気をつけなければと思っていましたが、気をつけるだけでもかなり難しそうです。そんなことに気づかせてもらいました。