園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

12月24日(火)

来年度の研修準備からスタートし、会議→面談→会議→web会議をこなす。web会議では最短でも1年はかかると思われる仕事について話し合ったが、今の仕事には直接関係する内容ではないけど、個人的にかなり楽しめそうなもの。こういう遊びを仕事の中に混ぜ込んでいけば、目の前の仕事に対する視野も広がっていくはずなので大事にしていきたい。

前日の反省を活かし、夜はM-1グランプリyoutubeで視聴。どんな笑いを作り、どんな風に伝えるかを考え抜いた作品ばかりで勉強になった。どんなことを考えながら作ったのかを推察しながらしか見ることができなくなったのはちょっとしんどく感じるけど、でも勉強になるから年内は繰り返し見ることになると思う。

12月23日(月)

職場を空けていた間の報告を受けることから始まり、面談→打ち合わせ→面談→会議→打ち合わせと続くも、割と集中力が持続した一日だった。これが何日も続けば言うことないんだけど、たいていは数日しか続かない。その勢いで夜には来年度の研修のための連絡や次の日に送る数件のメールを作成。その作業をしながら、意識的に夜をオフの時間にしていないことが集中力が続かない大きな原因だと気づき、反省。

12月19日(木)、20日(金)

19日(木)
翌朝からの仕事のために移動。早めにホテルへチェックインし、部屋にこもってたまっていた仕事に取りかかる。20時くらいまでには終えてのんびり過ごす予定が、終わってみたら23時過ぎ。集中力が続かないのが主な原因。

20日(金)
訪問先であれやこれやお話を聞く仕事。システムを作り出すことに長けている印象の園で、かなり勉強になった。課題があり、その改善策を考えるだけでなく、その策が誰でも実践できるよう標準化するためのシステムを数多く作っていて、こういう事例がもっと広く発信されるといいのにと思う。

12月16日(月)

今年最後の事業所別会議がスタート。続けてきて会議のあり方の問題が見えてきていたので少しずつ変えていくことに。変更点の1つは紙の資料をやめて大型モニターを使用すること。紙の使用量を減らすことではなく、集中して議論できるようにして会議時間を短縮することが目的。自分が関わる会議では少しでも早く定着させたい。

夕方は市の研究会の理事会へ。来年度のキャリアアップ研修案が承認される。キャリアアップ研修の枠を超えたモノにするのが狙いなので、講師選びを結構がんばったつもり。後はどうPRするか。

12月13日(金)

土曜日にワークショップの開催を予定していましたが、参加者が少ないことがわかり急きょ中止することにしました。その準備をするために唯一予定を空けていた日だったので、手をつけられずにいた仕事を片付けていくことに。でもたいして仕事を進めることができずにこの日は終了。

2019年12月

【おたのしみ会と発表会】
11月30日はあさりこども園でおたのしみ会が、12月7日にはさくらこども園で発表会が行われました。どちらの行事も子どもたちの言葉の力、感じたことや考えたことを表現する力がどのように育っているかを保護者に伝えることが目的です。日々の活動の中で身につけた力を見てもらうことに重点を置いているため、特別なことを覚えて披露したりすることはありません。そのようなおたのしみ会、発表会ですが、常に課題がありました。当日見てもらう姿は、時間の関係もあってどうしても成長の一部に限られてしまいますし、たくさんのお客さんの前で緊張してしまう子もいて、成長を見てもらうことも難しいケースがあります。

【変化】
そんなこともあり、子どもたちは当日までにどんな取り組みを行ってきてどんな様子だったかをお便り等で毎年発信してきたんですが、今年度はより詳しく伝えるために「こんな取り組みが始まり、子どもたちはこんな様子だった」「前回の取り組みがこんな風に展開してきた」と取り組みの様子を細かくまとめ、それを並べて掲示し、子どもの成長を一連の流れで見ることができる方法を取り入れてくれました。当日の様子だけでなく、そこに至るまでの取り組みの様子や子ども同士のやり取りを細かく見てもらうことで、子どもの成長を捉えやすい形になったと思います。行事の目的を振り返り、何ができるかを考え、変化することでたどり着いた素晴らしい取り組みでした。

【まずやってみる】
こども園の取り組みは、みんなが完成形を完璧にイメージしてから取り組んだわけではなく、動き始めてから完成形のイメージを膨らませていき、その過程で何度も修正を加えていったものだと思います。ゴールが明確に見えない状態から動き出すのは不安だったと思いますが、「まずはやってみよう!」と動き出したからこそできたことです。どんなものでも変える必要のないパーフェクトなものはありません。変化は絶対に必要です。そしてその変化は動きだすことでしか生まれません。まずやってみて、問題点が見つかれば修正し、失敗したらやり直せばいいだけです。変化していくために大事なことを、両こども園の取り組みのおかげで再確認することができました。

【小さく始める】
地域再生事業家の木下斉(きのしたひとし)氏の著書を読んでいますが、考えさせられることが多い内容でとてもおもしろいです。木下氏は、地域を再生するためには住民1人ひとりが「自分がやるしかない」と意識を変えること、そして「小さく始める」ことを薦めておられます。地域の衰退を止めるためには自分たちが変わらなければいけないことをまずは認め、小さいことから、少人数から始めていくこと、そしてそれを継続していくしかないと言っておられます。外からヒーローが現れて大きな改革を行ってくれるような一発逆転の方法はありません。小さくてもいいので動き出し、その輪が少しずつ広がっていく形を作ることが、地域を再生する唯一の方法だと書かれています。これは私たちの仕事でも同じです。事業所に課題があれば、その課題を一気に改善する方法を探すのではなく、◯◯を試してみたらどうだろうか?と小さなところから変えていくための意見を出し合い、できることからすぐに取りかかってみることしか方法はありません。小さく始められることは何があるか?と考え始めると、アイデアは思いつきやすいはずです。「小さく始める」を覚えておいてください。

【方向性は変わりません】
相談役と施設長が12月いっぱいで退任されます(理事としては今のまま残ってもらいます)。花の村を立ち上げ、20年という長い期間の事業運営の中で果たしてこられた役割は非常に大きいため、今回の退任は花の村にとって大きな変化となります。そんな状況ですが、花の村は「ひとりを大切にする」ことを変えずに継続していきます。事業を通じて地域に貢献していくことも同じです。花の村が変わる、取り巻く社会の状況も変化し続けている、その中で花の村の大きな方向性は変化させないとなると、私たち1人ひとりの考えや行動は変えていかなければ対応できません。今まで積み上げてきたものや経験を大切にし、変化していくことを恐れずに、新たな気持ちで事業を進めていきましょう。

【賞与を支給します】
今年も冬の賞与を支給させてもらいます。みなさんが利用者1人ひとりをしっかり見て、1人ひとりを大切にした保育、育成、介護を行ってくれたことが、今回の支給につながっています。昨年度の給与コメントでは『今後も賞与を支給し続けることができるよう変化していくことを選択します』と書いていました。1年前から小さな変化を続けてきて、今も同じ思いでいます。これから年度末にかけては異動の話も出てくるでしょう。長いスパンでみると、事業内容を見直す必要も出てくるかもしれません。それ以外のことでも変化を求める機会は増えてくると思います。みなさんには、それらの変化をぜひ前向きに受け止めてもらいたいと思っています。変化は大変なことではありますが、同時に前に大きく進むチャンスでもあります。そのように受け止めてください。変わり続けたことで今の花の村があります。今後も変わり続けることを大切にしていきます。

12月12日(木)

岡山県富岡保育園の園長先生と電話でお話をしました。来年の10月に四国+岡山で作った会の研修会を開くことになり、そこで実践発表をしてほしいと依頼があったので、喜んで受けさせてもらうことにしました。来年度の予定はまだ決まっていない段階でしたが、富岡保育園からの要請には積極的に協力しようと自分の中で決めていることからの判断です。
以前から交流をするたびに、以前は自分たちもT保育園のような積極さがあったことを思い出させてもらい、行動することの大切さを確認させてもらえます。要するにものすごくいい刺激をもらえる方々だということです。今回も四国の園と手を組んで自らを高めていこうと積極的に動いておられる活動の一環で、自分たちももっとがんばらないといけない、まだできることはあるはずと思いましたし、四国+岡山の動きに島根も加えてもらい輪を広げる手伝いをしたいと思いました。こういう依頼をしてもらえるのはありがたいことです。

T保育園の副園長先生がHP内のブログを精力的にアップしておられます。

www.tomiho.jp

動き続けているのが伝わってくるし、学びを深めておられることもよく伝わってきます。こういった情報に触れることにも刺激を受けます。


夜は行きつけの美容室へ。遅い時間の予約でも受けてもらっていることだけでなく、そこでの話がすごく勉強になるため、もう何年も通っています。カットをしてもらうことよりも、話をすることの方が自分にとっては意味が大きくなっているかもしれません。この日は「将来の事業のためにいかに時間を作るか」でした。仕事をしているとどうしても目の前のことに集中してしまいます。人相手のしごとだから特にですが、目の前の人に対して何ができるかに集中することは当然必要なことです。でも、そのことに集中してさえいればいいのかというと、それでは先が不安定になってしまいます。今を大切にしつつ、将来に向けてどんな準備をしていけばいいかを考え動いていくことが必要です。そのためには時間が必要なんですが、その時間は意識して作らなければいけません。ではどのように時間を作っていくかという話だったのですが、自分1人であれこれやらない、人にお願いする、お願いできる人を育てる、自分がいなくてもまわっていくような体制を作る、そんなところに行き着きました。美容室の方は協力者を見つけてすでにその方向へ動き出しており、まだ形にはなりきっていないけどいい兆しがあちこちで生まれていることを話してくれました。業種は違っても、事業をいいものにしていきたい、継続できる形を作っていきたいという思いは同じです。どこに力を入れるべきか、そしてどう動くか、そんなことを考えるヒントをもらえた時間でした。