タクシー運転手 ～約束は海を越えて～

息子と一緒に観た『タクシー運転手 ～約束は海を越えて～』。すごくいい映画で、2回観て2回とも泣いてしまった。

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ソウルのタクシー運転手が、ドイツ人ジャーナリストを光州まで送っていくこととなり、そこで弾圧の実態を知り、事実を記録したジャーナリストとともにソウルに帰還するというストーリー。これが実話だと知ってビックリしたけど、こんなことが隣の国で起きていたのに全く知らなかったことにも衝撃を受けた。1980年に起きた事件なので知っていてもおかしくないんだけど、情報伝達の手段が限られていて、しかも遅く、コントロールもしやすい時代だとこうなってしまうんだろう。最近観た『グリーンブック』や『誰がハマーショルドを殺したか』も同じで、映画を通して歴史事実を知ることができるのはありがたい。

ソン・ガンホの演技はとにかく素晴らしい。この人の表情や心の動きがグイグイ伝わってきて、次に観ても泣いてしまうと思う。