園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

19/21『池上彰のお金がわかれば世の中がわかる』

21冊チャレンジの19冊目は『池上彰のお金がわかれば世の中がわかる』(池上彰)。池上彰さんと言えばわかりやすい説明で有名。そのわかりやすさを体験するために読んでみた。

 

読んだ感想は、とにかくわかりやすい。お金について深く突っ込んだ内容ではないけど、基本的なことがわかりやすく説明されている。わかりやすい説明の秘訣を掴みたかったけど、そこまではわからず。でもこのわかりやすさは少しでも自分のものにしたい。

18/21『福岡市が地方最強の都市になった理由』

21冊チャレンジの18冊目は『福岡市が地方最強の都市になった理由』(木下斉)。交通の便の良さ、空港のアクセスの良さ、歩いていて何となく感じるゆとり、魅力的な食べ物などなど、以前から大好きだった福岡市。いや、そんな福岡市のある福岡県全体が好きだったかもしれない。その福岡がいかに最強都市になったか書かれている本なので、読まないわけにはいかない。

 

みんながやっていることを真似しない、官ではなく民間が主導する、制約があることを強みに変えてしまうなど、福岡市の戦略は見事。なかでも心に残ったのは頻繁に使われていた「覚悟」という言葉。どんな素晴らしい戦略があったとしても、それを信じて動き続ける「覚悟」があるかどうかにかかってくる。その「覚悟」を持った人が大勢いたのが福岡市の素晴らしさ。そんな人を育てた、または呼び込んだのが福岡市の強さだろう。糸島もおもしろい土地だし、ますます福岡市が好きになった。

17/21『ドイツの学校には なぜ 「部活」 がないのか』

21冊チャレンジの17冊目は『ドイツの学校には なぜ 「部活」 がないのか』(高松平藏)。子どもが学校の運動部に所属していて、その中で疑問に感じることもあり、ある方がこの本を紹介されていたこともあって読んでみた。

 

ドイツでは、スポーツをすることで社会的能力が身につくことを期待しているという話。ここでいう社会的能力とは、例えば①自己認識と外部認識、②コミュニケーションスキル、③「異なる視点から見る能力」と「共感する能力」、④「摩擦」「批判」の能力、⑤チームワークと考えられている。日本のスポーツに対する考え方、部活動に対する考え方とずいぶん違う。単純に比較してどちらが優れていると考えるのは少し違うと思うが、教員の忙しさなど総合的に考えたとき、日本の部活動は見直すべきことが多くあるように思うのだが。

16/21『面白くて眠れなくなる植物学』

21冊チャレンジの16冊目は『面白くて眠れなくなる植物学』(稲垣栄洋)。著者が出演していたラジオを聞いて、すぐに興味を持ってしまった本。植物の強みと弱みを淡々と解説してあるのが面白く、間違った知識を持っていたことにも気づかされた。

 

植物とフィボナッチ数列の関係とかは聞いたことがなく、へー!の連続だった。特に興味深かったのは雑草の話。雑草の種子の多くは光が当たると芽を出す性質を持っていて、草取りなどが行われてまわりの植物がなくなって土に中に光が当たるようになると、今がチャンスとばかりに芽を出すらしい。きれいに草取りをするとあっという間に雑草が芽を出してきて、かえって雑草が増えてしまうことがあるのはこのため。じゃあ土の中に光が届かないように草取りをしなければ、今生えている草はどんどん生長する。結局どうすることもできないわけで、うまく共存していくしかなさそう。雑草も奥が深い。

誰がハマーショルドを殺したか

観ておきたい映画に手をつけられていない状態も少しずつ解消していくことに。今回は『誰がハマーショルドを殺したか』。

ハマーショルドが誰かを知らず、下調べをしてからの鑑賞。ダグ・ハマーショルドは元国連事務総長で、1961年9月18日にコンゴでの和平ミッション遂行中に搭乗機が墜落して事故死する。それが本当に事故なのか、それとも…と調べていくのがこの映画。不思議な描き方をしている映画で、でもついのめり込んでしまうのは、背景にあるアフリカを取り巻く当時の欧米列強国の動きが生々しくて、これはあり得る話だよなあと思わされてしまう。それにしても知らないことが多すぎる。そんなことに気づかせてもらえるから映画は楽しい。

15/21『Scenting Design カオリしつらえ』

21冊チャレンジの15冊目は『Scenting Design カオリしつらえ』(深津恵)。香りを扱う、香りを楽しむことに関心が出てきていて、この本の「カオリ」の文字に惹かれて読んでみた。香りの考え方、活用方法、それに伴う効果、そして導入事例で構成されている導入編のような本なので、すぐに読める。

 

自然の香りを都市空間やオフィスにというコンセプトだと思われ、一見自然豊かな地域では必要ない考え方のように思えてしまうが、自然豊かな地に住んでいる人の方が自然をそんなに意識していないことがあるように、自然の香りに溢れている環境にいる人の方が香りを意識していなかったりすることもある。活用方法は無数にあるのに何もしていないケースも。外に当たり前のようにある自然が発する香りを意識するために、あえて香りを身近なところに置くようにする、日常空間に香りを活用する、そんなこともありだと思った。

集中するためのツール

考えをまとめるために、頭に浮かんでいることをババーッと紙に書き出すことがよくある。その作業に集中したいときに最適だと思っているのがサラサのジェルボールペン。滑らかな書き味でストレスを全く感じないのでかなり長く使っている。

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考えがまとまっていなくて、書き出すことで整理したい。そんな時は薄い色を使うことが多い。反対に、ある程度まとまっている考えを仕上げたいときは濃い色を使うことが多い。その時の気分にもよるけど、濃い色の中でも茶色を使うと考えがまとまりやすい傾向もあるので、茶色を選択することが多かったりする。そんな感じで濃い薄いだけでなく、どの色にするかも自分なりに何となくのルールがあったりする。

集中できる環境を作ることは大事で、割と気を配っている。それと同じようにツールによっても集中の度合いが変わるので、ツールを使い分けることも実は大事。デメリットはサラサばかり使うので新しいペンを使う機会は減ってしまうこと。でも集中しやすいから使っているわけなので、それはあまり気にしない。

今の問題はサラサが廃盤になったときにどうするか。次の候補は全く決まっていないので、しっくりくるペンが見つかるまでは集中力が落ちてしまうかも。