園長のひとりごと

こども園、福祉全般、寺院関係、走ること、食べること、いろいろと。

やっぱりGoogleはおもしろい

「文喫」で読んだのがこれ。他にもいろいろあったけど、短い時間でも読めそうだったので。

『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』ピョートル・フェリークス・グジバチ著

 

おおっ!と思ったのは次の3つ。

なぜ学ぶことが大事なのかというと、「選択肢」をたくさん持っていたほうが生き残れる可能性が高くなるからです。
ダーウィンの進化論によると、生き残る生物は、必ずしも一番強い生物ではなくて、一番柔軟性のある生物なのだそうです。
進化論的にも、今の環境に適応した種ほど、環境が変わった瞬間から生き残れなくなってしまう。ある環境にすごく合っているというのは、環境が変わったときに、対応しきれない可能性があるというわけです。
未来が予想できない今、どのように柔軟性を身につけるかというと、学んで選択肢を増やす、ということになるのではないかと思います。

 

人は誰でも学べます。学ぶことで変わるのです。
人は、意識やパーソナリティといった固定したものではなくて、プロセスそのものであると僕は考えています。ここで終わりというものはなく、生きている限り、変わり続ける存在です。 だから、変わっていくのはよいことです。
そして、すべての失敗は学びになります。
「勝つか」「負けるか」ではなく、「勝つか」「学ぶか」です。「勝たなかった人」も「そこで学べた」という経験が残ります。
結局どちらもプラスしかないのですから、恐がらずに変わっていくことが何より大事なのだと思います。

 

テクノロジーでできることが増えた今、大抵のことはどこにいてもできます。ささいなことで「持ち帰って」 いては時間をとるばかりです。
「会社が自分のオフィス」なのではなく、「今、自分がいるところがオフィス」という意識を持って、「今この瞬間」で終わらせようという意識が大事なのではないかと思います。そのために使えるツールは、たくさんあります。

 

それぞれ今考えていることというか、そのようにしなければいけないと思っていることです。こういうことをきちんと言葉にして示すことで、誰かの考えに影響を与えたり更なる気づきを促したりすることを考えると、意見の発信はやはり大事です。Giverとして勉強させてもらって満足するのではなく、積極的にTakerにもならなければいけません。まずTakeがあるからGiveもある、その順番を間違えないようにしなければ。こういうことを実践し続けているGoogleはやはりおもしろい会社です。

 

 

入場料を払う本屋ってどんなところ?

毎週読んでいるコラムの中に「入場料を払う話題の本屋に入りました。」という文章がありました。

www.beautynewstokyo.jp

 

店名は書かれてませんでしたが、調べていておそらくここ、「文喫」ではないかと。

bunkitsu.jp

 

たくさんの本屋が閉店している中、個性的な運営をしている本屋の情報によく出会います。島根県だと「句読点」とか。

twitter.com

 

いろんな業種で従来のやり方からはみ出したものがたくさん出ているのが最近で、できるだけそれらを体験しておきたいと思っているので行ってみることにしました。

時間がたっぷりあるときに行くのがいいんだろうけど、今回は予定があるので短時間で。それでも心地よすぎてあっという間に動き出さないといけない時間になっていました。

受付でお金を払ってバッジを受け取ると、後は本屋内を自由に利用できます。珈琲と煎茶は飲み放題。別料金ですが食事もできます。

 

このカウンターで飲み物をもらいます

温かい煎茶にしました

喫茶室にはいろんなテーブルと椅子が

大きな白い壁はスクリーンにもなるのかも

窓際にはこんなリラックススペースも

本は自由に選んで読むことができます

全て購入することもできます

置いてある本も一癖も二癖もある感じで、興味のある本と出会ったら何時間でも滞在できてしまうと思います。

入場料は平日は1,650円。映画を観たりすることを考えると、ゆっくり本と出会える時間としてはいい価格だと思います。ただ土日祝は2,530円となります。場所も場所だしこの価格差は必要なことだと思いますが、平日の価格が自分にとっては妥当かなと。また、18:00以降の夜の「Night Cruising」、平日朝限定の「morning Stroll」は1,100円となっていて、時間が合えば積極的に利用したいと思えるプランも用意されてます。価格に関してはそれぞれ納得のいくときに利用すればいいと思います。

おそらく本の入れ替えは定期的に行われていると思うので、何度か通っているうちに欠かせない本屋になる可能性は十分にあります。従来の本屋やamazonに比べると本の数は少ないでしょうが、そこで過ごす時間とセットで考えるとかなり有意義な時間を提供してくれるサービスです。次は半日くらいは滞在してみたいですね。









 

参画と意見表明は絶対に大事!!

 

午前中はオンラインの「放課後勉強会」に参加。

npoafterschool.org

 

こども家庭庁成育局の加賀大資さん、石巻市子どもセンターらいつの荒木裕美さん、放課後NPOアフタースクールの平岩国泰さんが、子どもたちの居場所づくりについて話されました。

言葉はそれぞれ違っていましたが、子どもが参画すること、子どもが意見を表明することを当たり前のことと捉え、すごく大事にされているのが伝わってきました。こんなことをそれぞれの立場やそれぞれの取り組みから話される場は、ありそうでまだあまりないのではと思っています。とても貴重な場に参加してるなーと思いながら聞かせてもらいました。

 

この勉強会を教えてくれたのはこの記事を書いてくれた島田美久さん。

note.com

 

今は放課後NPOアフタースクールで活動されていて、こうやっておもしろい情報を教えてくれます。勉強会後には「島根にもこうしたアフタースクールの活動を展開できるようがんばりたいと思った」とメッセージをが。若い人が子どもたちの置かれている現状を学び、そこにある課題に向き合って子どもたちのためにより良い環境を作ろうとがんばっている様子を知ると、精一杯応援したくなります。こちらもできることを確実にやらなければと思わされました。

マンガでしょ?と侮るなかれ

釈徹宗さんのこのツイートを見て、気になって仕方なかったので読むことに。

『マイ・ブロークン・マリコ』平庫ワカ著

 

全1巻なのにかなり濃密な内容。どういうことでこのストーリーが生まれたのか、この2人の関係がその後も続いていたとしたらどんなものになっていただろうか、そんなことを考えながら読みました。そしてせっかくなので映画も観ることに。

 

www.amazon.co.jp

 

全然内容が違うんだけど、遺骨の安置場所を探す様子を観ていてジョディ・フォスターの「君がいた夏」を思い出しました。かなり前に観たんですが、割とよく覚えている映画です。

www.amazon.co.jp

 

とにかくこの『マイ・ブロークン・マリコ』は、切ないけどなぜかあたたかさもありました。少し時間を置いて再度読んでみて、そのときに何を感じるかを試したいマンガです。

『THE DAYS』がすごくよかった!

映画とかドラマは見たいものを見るのがほとんどだけど、たまにこれは見ておいた方がいいかなと思うものを見たりします。今回見た『THE DAYS』は久々に後者の作品だったけど、ほんとによかった。ずーっと怖くてドキドキしっぱなしだったけど、見てよかった作品です。

www.netflix.com

 

福島第一原発事故の話で、事実に忠実に描かれてるとか、登場人物がやや英雄的に描かれてるとかいろんな解釈があるみたいだけど、そもそも何も知らなかった自分としては中で起きていたことや作業員が当然行っていたことなど、全く想像できていなかったことを思い知らされた内容で、とてもよかったです。

全電源を喪失するとどういう状況になるのか、現場と政府とのすれ違いはいかにして起きていたのか、そんなことがこうして描かれてはじめて理解するくらい、遠いところの出来事という感覚だったことに気づきました。関心を持っているつもりだったけど、そうではなかったようです。関心をもつこと、想像することは難しいようです。

ずっとギリギリのところで作業したり判断したりしていた人たちの話なので、どのシーンも緊張して見てました。怖いという感覚もずっとありました。でも見てよかったです。

 

評議員会と理事会がありました

今日は評議員会と理事会が行われました。今回の評議員会の主な議題は令和4年度の決算と、役員の選任について。理事・監事全員の任期満了となったため、理事を選任してもらう必要があるからです。平成28年度の社会福祉法人制度改革以前は、設置は任意の諮問機関だった評議員会が全ての社会福祉法人が設置しなければいけない議決機関となりました。理事会は執行機関、監事は監査機関で、評議員会と理事会は位置づけが大きく変わったことになります。

ややこしいのはその選任方法。

 

①理事会で評議員選任・解任委員を選任
②理事会で評議員候補者を推薦
評議員選任・解任委員会で評議員を選任
④理事会で理事・監事候補者を選定
評議員会で理事・監事を選任 ←今日の評議員会で行ったのはコレ
※理事会で理事長を選任 ←今日の理事会で行ったのはコレ

 

つまりこんな三角関係なわけです。

 

めんどくさいけど全部手順通りに決めていかないといけません。そうやって決めているからこそ、それぞれの会が意味を持つわけです。省略したいと思うことばかりだけど、社会福祉法人の役割を考えてきちんとやってます。そんな中で評議員会で理事に選任され、理事会で理事長に選任されました。任期は2年ですが、もちろん見据えるのは10年後、20年後の法人のこと。長いスパンで法人のあるべき姿を考えて方針を決めていくのが役目だと思っています。

プログラミング初体験!!

今日はあさりこども園でプログラミング教室が行われました。実施してくれたのは石見プログラミング少年団のみなさん。

iwami-programming.org

 

この団体の代表は小学校の同級生で、子どもたちにプログラミングの楽しさを伝える活動をしていると聞いて、これはおもしろそうだと依頼することに。小学生向けのプログラムが主なので就学前の子どもにどんな活動を提示できるのか楽しみにしていたところ、なかなかおもしろい活動で、子どもたちも満足した様子でした。誰もプログラミングをやったなんて感覚はもっていないと思うけど、それで全然問題なしです。基礎中の基礎を楽しく取り組めたなら、今の段階ではそれで十分。今日の活動は以下の通りです。

 

①ホワイトボードに貼られた図形と同じ図形を作ってみる。

三色の●▲■カード(大きさも様々)を使って形を作る

 

②ブロックで車や3階建ての家を作ってみる。

たくさんあるブロックを使って車や家を作る

 

③体の動きを描いたカードを組み合わせ、その順番通りに体を動かしてみる。

運動カードの順番通り、おしりを振る→まわる→腕を曲げる→・・・と体を動かす

 

④4台のドローンを一斉に飛ばす(これは大人が)様子を見て楽しむ。

わかりにくいけどドローンが飛んでます

 

「順番を決めて、ルールを決めることがプログラミングなんだよ」

 

代表のこの言葉が子どもたちにどんな感じで届いたかは分かりませんが、2回目3回目と続けながら子どもたちの理解の進み方を見ていくことにしています。

ちなみにこの代表は浅利町上町の自治会長でもあります。自治会内でeスポーツ大会をやってみたり季節のイベントを計画してみたりと、おもしろい取り組みをいろいろとやっています。自治会とのコラボイベントなんかを計画するのも楽しそうです。